感性の違いだけなのに 好きなものを否定されると落ち込む心理
感性が違うだけなのに、すべてを否定された気分になる人も。
好きな芸能人について語っていると、「その人、嫌いなんだよね」と言う人がいる。言われたほうは、あまりいい気持ちはしないはずだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を行なった。「自分の好きなものを否定されると傷つく」と答えた人は、全体で51.2%。多くの人が、心を痛めているのだ。
■自分まで否定された気分に
性年代別では、すべての年代で女性が多いのが印象的だ。
女性は共感を求める人が多く、その辺りが影響をしているのだろう。
「アニメが好きで、思い入れがある作品を否定されるとかなり凹む。趣味が自分の人生みたいなものだから、すべてを否定された気分になる」(20代・女性)
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■感性の違いなので仕方がない
一方で男性は、否定と自分を結びつけない人が多い。
「好きなアイドルのことをTwitterで検索すれば、『かわいくない』とか『性格悪い』とかいっぱい出てくる。でもそれぞれの感性だから、まったく気にならないな」(20代・男性)
批判も含めて、楽しむような人もいる。
「映画が好きだけど、作品によって各自の評価が違うのは当然のこと。むしろいろんな批判があるのも知って、捉え方の違いを楽しみたい」(40代・男性)
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■人間性と問う声も
人が好きなものを否定するのは、あまり歓迎される言動ではない。あまりに度が過ぎると、人間性が問われることも。
「感性の違いは仕方ないとしても、相手が好きと言っているものをいちいち否定する人は嫌い。そんな人は、他の話でも否定ばっかりするだろうから。仲良くなれないと思う」(20代・女性)
SNSで何気なく悪口を書く人は、注意をしたほうがよさそうだ。
「SNSでわざわざ嫌いなのを宣言するなんて、熱心なファンに見つけられて炎上するリスクを考えられない人。巻き込まれるのが怖いので、絶対に絡みたくない。
しかもそんな人の過去の投稿を見ると、だいたい愚痴ばかり。なんか、かわいそうに思えてくる」(30代・女性)
悪意がなくても、好きなものを否定する行為は相手を傷つける場合がある。何でも言える間柄でも、「親しき仲にも礼儀あり」を忘れずに。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)