「新元号で年寄り扱い」にビビる平成生まれ 一方で昭和生まれは…
新元号が始まることにより、平成生まれが年寄り扱いされるかも。
元号の変更を来年に控え、だんだん実感がわいてきた人も多いだろう。各自がどのような気持ちで、新元号を迎えようとしているのだろうか。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「元号について」の調査を実施。
「平成が終わるのは、年を取ったようで嫌だ」と答えた人は、全体で27.9%。年代で大きく変わるのか、気になるところだ。
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■元号の変更を経験していない世代
性年代別では、どの年代でも女性が高い割合になっている。
現代でも、女性を年齢で評価する風潮が残っているのだろう。しかし、年を重ねた女性でなく、若い年代ほど高い割合になっている。
平成生まれからすると、元号が変わる経験をしていないため、未知の世界なのだ。
「アラサーなのに、会社では若いチームに分類されていた。恐らくギリギリだけど、平成生まれなのが影響しているのだと思う。新しい元号になると、それも通用しなくなる」(20代・女性)
昭和生まれからも、さらに年に見られるのが怖いとの声もある。
「昭和生まれの私からしても、大正ははるか昔の話。新しい元号に生まれてくる子たちから見れば、昭和は2個前。『はるか昔に生まれた人』って目で見られるのかな…」(30代・女性)
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■恋愛体質は年を取るのが怖い
恋愛体質の人は、4割以上の人が平成の終わりを悲観している。
婚活市場では、女性は年齢が大きく影響をする。男性にとっての年収と、同じようなものなのだ。
「今でも『若い子には勝てないなあ』と思うけど、さらに若い世代が誕生するなんて恐ろしい。『中身で勝負』と思っても、それを磨いてこなかったせいで恋愛体質から抜け出せないのだから…」(30代・女性)
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■本当に怖いのは新元号世代が成人してから
若い人たちにとっては、元号が変わる体験は初めてのこと。
「元号が変わる瞬間を体験したことがないので、少し楽しみなところもある。文書の記載とかは、さらに面倒になりそうだけど。年については、意識をしたことがない。まだ、若いから」(20代・男性)
昭和生まれの女性からは、衝撃はもっと後にくるとの意見も。
「私は昭和から平成に変わる瞬間を体験したので、今回はそれほどダメージを感じない。平成生まれの人たちは、新しい元号が始まるときより、ずっと後の覚悟をしておいたほうがいいと思う。
新元号の子たちが社会に出て一緒に働くとき、本当に時代の流れを感じるから」(40代・女性)
それぞれの思いを抱きながら、平成は終わりに近づいていく。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)