「いつかやる」って決心は本当? 「やりたいならすぐやるはず」との声も
あまりに言い続けると、「口だけの人」と思われるかも…。
「明日やろうはバカ野郎」との言葉もあるように、やりたいと思ったことはすぐにやるべきだ。しかしながら、実際はそれほどの行動力がある人は少ないはず。そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名を対象に調査を実施。
「『いつかやる』は絶対にやらないと思う」と考えている人は、全体で56.2%もいることが判明した。「やりたい」と口に出したとしても、相手の心の中では信じてもらえないかもしれないのだ。
■男性は夢を見て女性はリアリスト
性年代別では、ほとんどの年代で女性のほうが多い割合になっている。
中でも比較的若い世代では、男女間での差が激しいのが印象的だ。
「夢を見るくらい、許して欲しい。やりたい気持ちは、ものすごくあるのだから」(20代・男性)
そんな意見に、女性からの正論が…。
「本気の人たちは『いつかやる』なんて言わず、すぐに行動していると思う」(20代・女性)
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■スキルアップで転職と何年も言い続けて…
同じ会社に長く勤めていれば、環境を変えたいと思う人が出てくるのは自然なこと。しかし実際に行動するのは、周囲にそんな話をしない人である。
「会社の人たちと飲みに行くと、夢を語るか愚痴がほとんど。そしていつも『スキルアップできる会社に転職したい』『いつか独立する』などの発言が出るけど、それをもう何年も言っている。
むしろその人たちよりも後に入ってきた人のほうが、行動を起こして辞めているからおもしろい」(30代・女性)
そんな話も含めて、お酒の席だとの意見もある。
「お酒が入ったら、気分も大きくなるから仕方がない。心の中ではこうしたいと思うことはいっぱいあるけれど、家族もいるからチャレンジも躊躇してしまう。おじさんの淡い夢だと思って、聞いてくれたら嬉しいけど…」(40代・男性)
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■「やりたいことは公言したほうがいい」の本当の意味
「やりたいことは公言をしたほうがいい」との意見もあるが、これについては次のような反論もある。
「『まだやっていないけど、やってみたい』くらいのことは、口にしないほうがいいと思う。大半の人はやらないし、やっても続かないから。『あの人は、口だけ』と思われないためには、最初は黙って行動するほうが賢明だと思う」(30代・男性)
やりたいことを公言して実現をするのは、すでになにか行動を起こしている人がほとんど。今はSNSなどを利用すれば、自分から発信して多くのことにアプローチできる。やりたいことがある人には、いい環境がある時代なのだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の1,361名(有効回答数)