収入を上げるための努力って何? 若い世代からは諦めの声も
収入アップのための努力とは、いったい何なのか…。
「今よりも収入が上がれば、少しは楽になるのに…」と思いながら、仕事をしている人も多いはず。しかし、実際になにか行動をしている人は、あまりいないのかもしれない。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代有職者の男女666名を対象に調査を実施。「収入を上げる努力をしているほうだ」と答えた人は、35.1%であった。どのような努力で、収入がアップするのだろうか。
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■20代は諦めている人も
年代別では、20代が唯一3割を切っている。
諦めのような意見も多く上がっており、若い人たちの意欲が上がらない状況は問題である。
「最初の頃はやる気もあったけど、今の会社に居続けてもドーンと給料が上がることはない。専門的なスキルがあるわけじゃないから、転職して逆転も期待できないだろうし…」(20代・男性)
今の状況で、満足をしている人も。
「今の給料は良くもないんだろうけど、なんとか生活できているから不満はない。結婚すればきついけど、そんな予定も願望もないから」(20代・男性)
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■年功序列ではどうにも…
会社員は努力しても、給料が上がらないとの声も。
「どうやったら、収入が上がるのかわからない。うちはまだまだ年功序列だけど、かといって長くいても上がる給料額もしれている」(30代・男性)
上司との関係が収入に影響をするのも、難しいところである。
「人事考課なんて、上司のさじ加減だけな気がする。がんばった分だけ評価される感じがしないのが、つらいところ」(30代・女性)
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■自営業は努力をしないと…
会社員と商工サービス自営を比べると、約15ポイントの差が見られた。
両者では、置かれている立場が違いすぎるのだ。
「自営業や自由業は、自分で考えるのを止めたら収入がなくなる。ただ会社員で認められて収入がアップしても、どうしても上限がある。とことん上を目指せるのが、自営業の魅力。
もちろん下も決まっていないから、収入がゼロなんてことも考えられるけど…」(40代・男性)
高収入を得るには、独立などの大きな勝負に出るしかないのかも。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代有職者男女666名 (有効回答数)