人が悩みから解消されるのは60代? 苦悩が成長につながるとの声も

苦悩の末に、生み出されたものも多いかもしれない。

2018/05/08 11:30


悩み女性

仕事や人間関係など、あらゆるところから悩みは押し寄せる。あまりに苦難が重なると、神をも恨みたくなることもあるだろう。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名を対象に調査を実施。「あまり悩まないほうだ」と答えた人は、全体で26.0%とわずか。たくさんの人々が、今日も思い悩んでいるのだ。



■人が悩みとおさらばできるのは60代から?

性年代別では、20代から50代までは3割を切っている。

あまり悩まない性年代別グラフ

人は60代に入らないと、悩みが解消されないのだろうか。

「仕事をしていると、悩みが尽きることがない。業務に関することもそうだけど、職場の人間関係も大きな負担」(30代・女性)


60代以上に多いのは、定年を迎えてリタイアしている人も多いからかも。

「もう少し立場が上がれば、少しは気持ちが楽になるかも。今は部署内で一番下だから、いろんな人からの負担がのしかかる」(20代・男性)


確かに60代で働いている人は、高い立場の場合が多い。


関連記事:「占いで助言が欲しい」最も多いのは30代女性 相談相手として頼る人多数

■豆腐メンタルはつらいよ

多くの人が悩みを抱えているのはわかったが、その原因は千差万別。中には些細なことで、傷つき悩む人も。

「よく今まで生きてこられたなってくらい、メンタルが弱い。怒られたわけでなくミスを注意されただけで、とことんまで落ち込んでしまう。しかも長く引きずるので、その間のモチベーションも上がらない」(20代・男性)


プライベートと仕事は、分けるべきだと言われるが…。

「彼氏とケンカしたとか、プライベートの悩みが仕事にも影響してしまう。周囲もいつもと違う様子に気づくのか、『またケンカしたの?』と聞かれるほど。そんな自分が、とても情けなく思える」(20代・女性)


関連記事:仕事のためなら我慢する人が最も多いのは20代男性 「立場が弱いので…」

■生きているからこそ悩む

悩む時間も、ときには必要だとの意見も多い。

「苦悩する日々は不安だけれど、乗り越えたときに成長できるのだと思う。もっとスマートに解決策を考えられる人もいるけど、それができない僕たちは泥臭く生きていくしかない」(30代・男性)


芸術家の多くは、苦悩と戦いながら作品を作り上げた。

「世の中に数ある名作は、迷いや苦悩の中から生まれてきた。クリエイティブな仕事でなくても、負の感情から生み出せるものがあると思う」(40代・男性)


悩むことは、じつは素晴らしいのかもしれない。

・合わせて読みたい→

(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年3月23日~2018年3月27日
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)
悩み調査不安メンタル
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング