連続殺人の息子をかばう父親 「歪んだ親の愛」に怒りと絶望『シグナル』
『ひよっこ』では幼馴染の兄…って役柄だったのに。
1日、坂口健太郎主演ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』(関西テレビ・フジテレビ系)の第4話が放送された。
練りに練られた脚本とやるせない展開に、多くの反響が生まれている。
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■これまでの『シグナル』
本作は無線機を通じて現在と過去の2人の刑事が繋がり、長期未解決事件に挑むヒューマンサスペンス。
長期未解決事件捜査班に配属された健人は、97年に発生した連続女性殺人事件と向き合うことになり、そこで大山と再び交信。
健人の発言がきっかけで、殺されるはずだった5人目の被害者に関する捜査資料の文字が、“遺体発見”から“未遂”に変わった一方で、残り2人が殺害された日時は早まり、犯行現場も変わってしまう。
健人と美咲(吉瀬美智子)は、当時犯人を乗せた可能性のあるバス運転手・田中修一(モロ師岡)に近付こうと、彼と親しかった元同僚の八代英子(真瀬樹里)の家に行くが、彼女は何者かによってすでに殺害されていた。
一方、無関係の人物を誤認逮捕してしまい、しかもその男が取り調べ中に死亡してしまった大山は、謹慎処分に。刑事としての自信を失いかけるが、そんな彼に驚きの情報が健人によってもたらされる。6人目の被害者が、彼が行きつけのラーメン店で働く北野みどり(佐久間由衣)であるというのだ。
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■連続殺人の息子をかばう父親
大山にそう伝えた健人は事態が好転するのをじっと待つが、ホワイトボードに書かれた文字は変わらず。その後、長期未解決事件捜査班は、英子が過去の連続殺人についてなにかを知っており、口封じのために殺されたと推測。
防犯カメラの映像と指紋から、英子殺しの犯人が田中だと突き止め、美咲は身柄確保に病院へと向かう。そこには過去の事故で後遺症をおった、彼の息子のヒトシ(尾上寛之)が入院していた。
だが、健人はここで重大な真実に気づく。じつは犯人は息子のヒトシであり、田中はそれを知っていて嘘の証言を行なっていたのだ。一見、連続殺人鬼による新たな犯行と思われた英子殺しも、田中による偽装工作だった。
その後、田中は自首し、すべての殺人は自分の行動だと自供。だが、殺害された英子の銀行の金庫に髪留めが保管されていたことが判明し、捜査は急展開を迎える。じつは英子はみどりの殺害現場で偶然これを拾い、恐喝のネタとして使用していたのだ。
その髪留めは大山が生前、みどりにプレゼントしていたもので、これにヒトシのDNAが付着していたことから証拠となる。