ボランチ、アンカー、ウィングバック…? サッカー用語を知ってW杯に備えよう
FIFAワールドカップ・ロシア大会が6月14日にとうとう開幕した。ルールや用語を知って、サッカー中継をより楽しもう。
サッカー日本代表は、19日にいよいよFIFAワールドカップ・ロシア大会の初戦を迎える。しらべぇ編集部ではこれを記念して、サッカー初心者に向けた入門記事を全4回で展開する。
最終回となる今回は、少しマニアックに用語の解説をしたい。
世間的にはあまり盛り上がっていない今回のW杯だが、少しでもスポーツに興味がある人であれば「ちょっと観てみようかな」と思っていたりもするのではないだろうか。
テレビ中継などでよく使われる用語をざっと知っておくことが、実況アナウンサーや解説者の言っていることを理解する手助けになるはずだ。
■そもそもルール自体は超シンプル
サッカーのルールは極めてシンプルだ。煎じ詰めて言えば「手を使わずにボールを相手ゴールに入れたら1点」というゲームであり、90分間でより多くの点数を獲得したチームの勝利となる。原則的には、たったそれだけの話だ。
もう少し補足しておくと、ゴールキーパー(GK)だけは自陣のペナルティエリア(ゴール前に二重の白線で囲まれたエリア)内でのみ手を使うことができる。使えないケースもあるが、ここでは触れない。
ボールがフィールド外へ出た場合は、ゴールに向かって横方向の場合はスローイン、縦方向の場合はゴールキックまたはコーナーキックとなり、最後にボールに触れた選手の敵チームのボールとなる。
フィールド上で反則を犯した場合、相手チームにフリーキック(FK)が与えられる。守備側が自陣のペナルティエリア内で反則をすると、これがペナルティキック(PK)となる。
これだけ分かっていれば、とりあえずテレビ中継を楽しむには十分だろう。
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■オフサイドは知らなくてもいい
しらべぇ編集部の調査では、サッカーのルールがよく分からないと思っている人が非常に多いことが分かっている。とくに女性では、半数を超えた。
「スポーツにおける難ルール」の代表格とされている「オフサイド」の印象が強いせいで「難しそう」と感じている人も多いだろうが、実際のところ、ちょっとテレビで観戦する程度ならオフサイドなど分かっていなくても問題はない。
「審判がオフサイドと判定したら攻撃チームの反則となり、守備チームのFKで試合が再開される」くらいの認識で大丈夫だ。もちろん、より深く楽しむためには必須の知識ではあるが、代表戦くらいしか観ないという人であれば、きちんと理解しておく必要は全くない。