催眠術ってどうせヤラセでしょ? 『月曜から夜ふかし』がファン目線で徹底検証
11日深夜放送の『月曜から夜ふかし』で、「うそをつく必要がない方々に催眠術はかかるのか?」と題したVTRをオンエアした。
テレビ番組でよく目にする催眠術。芸能人などが見事に術にかけられる様子を見たことがある人も多いことだろう。しかし同時に、「あれってヤラセでしょ?」と思っている視聴者は少なくないはずだ。
11日深夜放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)では、そんな疑念に迫るべく「うそをつく必要がない方々に催眠術はかかるのか?」と題したVTRをオンエアした。
■催眠術は本当にかかるのか?
番組が検証のために用意した専門家は、日本催眠術協会理事の南裕氏。2万人以上の催眠実績を持つというトップクラスの催眠術師で、過去に数々のテレビ番組でもその腕前を披露してきた人物だ。
そんな南氏が術をかけるのは、以前の『夜ふかし』に登場した一般男性の古谷田栄氏だ。番組やテレビ業界との利害関係が全くない一般人を被験者とすることで、検証の公正性を確保する狙いである。
古谷田氏は加齢のため「エ」をうまく発音することができず、どうしても「イ」になってしまうことでお茶の間を爆笑に包んだ人物。
「エイエイオー」を「イーイーイーイーオー」としか発音できないという、かわいらしい姿がかつてオンエアされている。
南氏は古谷田氏の元を訪れ、施術を行う。すると、見事「エイエイオー」をそのまま発声することに成功。南氏が術を解くと、再び古谷田氏は「イーイーイーイーオー」状態に戻った。
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■どうやら本当に効くらしい
この企画が成立しようがしまいが、古谷田氏には何のメリットもデメリットもない。普通に考えれば、これがヤラセである確率は低いだろうと考えられる。
続いて南氏が訪れたのは、群馬・珍宝館。強烈な下ネタをふんだんに織り交ぜながらガイドを行う話術で知られる名物館長・ちん子氏に術をかけ、下ネタが言えない体にしてしまう。
ここでも見事に術は成功し、館長は下ネタ一切なしで来館客へのガイドを始めた。
そのままでは来館客に申し訳ないということで急ぎ術が解かれると、すぐさまオンエアにはほとんど乗せられない下ネタ満載の軽妙トークが繰り広げられたのだった。
古谷田氏と同じく、館長にとってもこの企画にはメリットがない。むしろ最大の武器を奪われた姿が放送されてしまうことで、営業に悪影響を及ぼす可能性すらある。