吉村洋文大阪市長、地震発生直後からSNSで呼びかけ 「完璧な対応」と称賛
大阪市北部を震源とする大地震、大阪市長の臨機応変な対応が、注目を集めている
18日午前7時58分頃、大阪府北部を震源とする最大震度6弱を観測する地震が発生。
大阪府内で、火災や水道管の破裂などの大きな被害が報じられている中、大阪市の吉村洋文市長(43)の言動に、注目が集まっている。
■地震発生直後、幼稚園や小中高校の休校を指示
吉村市長は18日、地震発生直後から自身のツイッターを頻繁に更新。
大阪で大きな地震が発生しました。各メディアの情報に注意し、安全を確保して下さい。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) June 17, 2018
市役所で災害対策本部を立ち上げ、各24区でも立ち上げました。火災3件、救護救助20件発生しています。引き続き市役所にて指揮をとります。今後の情報収集につとめて下さい。 pic.twitter.com/NdD47WGA9n
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) June 18, 2018
本日の大阪市内の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校は、安全確保のため、全て休校にする指示を出しました。自宅で安全確保して下さい。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) June 18, 2018
市内学校についてです。市内一部学校では、授業を実施しているところがありますが、正式の授業時数にはカウントしません。後日補講します。まずは安全確保を優先して下さい。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) June 18, 2018
学校給食ですが、ガスが一部不通の学校については、牛乳はありますが、ご飯が炊けないところがあります。最低限でも災害時の避難食で対応します。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) June 18, 2018
すぐに災害対策本部を立ち上げた他、大阪市内の保育園や幼稚園、小中高校に「全て休校」にする指示を出したことを報告。
また、その後ですでに登校している生徒や児童については「学校で身の安全を確保する」と呼びかけ、給食の対応についても言及。
また、休校となることで学生たちが不安視する「授業数」についても、「正式な授業数にカウントしないため、まずは身の安全を確保してほしい」と訴えた。
市民が直面している問題にしっかりと寄り添い、的確な指示と情報共有がテキパキとなされている。
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■ライフラインの復旧状況、救助の呼びかけも
また、吉村市長は大阪市内のライフラインの復旧状況なども逐一アナウンス。
大阪ガスからの報告です。安全確保のためガスの供給を停止します。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) June 18, 2018
水道の状況ですが、大阪市の浄水場、配水ともに正常に稼働しています。現時点で水は正常です。不要な外出はお控え下さい。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) June 18, 2018
大阪市内は通行止めはしていませんが、食材、生活用品等の物流が滞ってはいけませんので、無用な外出は控えて下さい。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) June 18, 2018
単身高齢者の方が家具等の下敷きになってないか心配です。住宅損壊被害は現在31件ですが、住宅損壊と家具に挟まれることは別です。この点、24区役所に指示を出しましたが、100%は無理ですから、ご近所でお知り合いの単身高齢者の方で心配の情報があれば区役所までお願いします。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) June 18, 2018
電気ガス、水道のライフラインの復旧状況から、周囲の単身高齢者を気にかけてほしい、といった呼びかけもツイート。また、公共機関からの情報や、地震に関する報道記事なども積極的にリツイートし、多くのツイッターユーザーに周知。
また、緊急車両や物流の滞りを防ぐため、不要な外出を控えるよう強く訴えている。