痩せている人にはわかるまい! 太っている人は洋服を買うにも一苦労
入る服を、どこで探すのか…
多様性を受け入れようとする風潮があるにもかかわらず、有名なアパレルショップには大きなサイズの洋服はあまり置かれていない。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の太っている自覚がある男女582名に「洋服の購入について」の調査を実施した。
「服を買うとき、合うサイズを見つけるのに苦労するほうだ」と答えた人は、全体で36.3%。太っている人の多くが、洋服選びに悩まされているのだ。
■若い男性は太っていてもおしゃれしたい
30代以上では、男性よりも女性の割合が多くなっている。
若いうちは、男性でもおしゃれをしたいのだろう。
「おしゃれをしてみたいって気持ちはあるけど、普通のショップに売っている服は全部入らないから無理。基本的に服を買うときは『入るかどうか』が基準で、デザインとかはこだわれない。おしゃれしたいなら、痩せるしかない」(20代・男性)
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■デパートの大きなサイズは価格が高い
多くのデパートには、大きなサイズを扱っているフロアが用意されている。しかし、あまり手軽な場所ではないようだ。
「大きいサイズを置いているフロアのは、やっぱり百貨店だけあって高い。収入が少ない私には頻繁に買える価格じゃないから、あそこは特別なときだけに利用する場所」(30代・女性)
友達と一緒にショッピングに行っても、楽しめないという。
「友達と一緒に買い物に行っても、私が着られるような服が置いているお店はもちろん行かない。とはいえ『大きなサイズの店行こう』なんて言えないから、ずっと付き添っているだけ。
たまに友達と別れてから電車に乗らず、ひっそり戻って服を買って帰ることもある。どう見ても太っているから、変なプライドを捨てられたらいいのだけれど…」(20代・女性)
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■サイズ展開が豊富な「しまむら」
太っている人は、どのようなお店で服を買っているのだろうか。
「他のファストファッションにはないサイズも、『しまむら』にはある。
それまで安い価格で服を買うのは諦めていたけど、近所に『しまむら』ができてからは、リーズナブルなおしゃれも楽しめるようになったのが嬉しい」(40代・女性)
通販系はネットが普及する前から、大きなサイズに力を入れてきた。
「ニッセンとかの通販系は、かなり大きいサイズが用意されている。今はネットショップも充実していて、『試着室で入らない』などの恥ずかしいめに合わないのも嬉しい」(30代・女性)
太っている人も選択肢が増え、自分なりのおしゃれを楽しめるのは嬉しいことだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の太っている自覚がある男女582名(有効回答数)