若い女性は人を嫌いになりやすい? 年を重ねると寛容になるけれど…
個性を受け入れる余裕があれば、嫌いな相手も減るに違いない。
この広い世界の中で出会えた人たちとは、できればみんなと仲良くしたいもの。しかし、そうは上手くいかないのが、人間関係である。はたしてこれは、相手だけの問題なのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,498名を対象に調査を実施。「人を嫌いになりやすいほうだ」と答えた人は、全体で35.3%と一定数いることが判明した。どんな層に多いのか、気になるところだ。
画像をもっと見る
■若い女性は人を嫌いやすい
性別・年代別では、20代から30代の女性が半数に迫る高い割合になっている。
このような結果を見ると、若い女性との付き合いには慎重になる人も出てきそうだ。
「いい部分よりも、嫌なところに目が行ってしまう。その人の一つでも嫌なところを見つけたら、すべてを憎むようになりイライラする。自分が悪いのはわかっているけど、感情の問題だからコントロールが難しくて…」(30代・女性)
嫉妬心から、人を嫌いになってしまうことも。
「変なところで、プライドが高いんだと思う。ちょっと自分が気に食わないところがあると、その人に対して怒りが向いてしまう。その原因のほとんどは、嫉妬みたいなものだし」(20代・女性)
関連記事:ファミレスで乳児の泣き声に怒る男性 店員の「皮肉な一言」でスカッと展開に
■女性も年齢を重ねると寛容に
女性も年齢を重ねるにつれて、寛容さが増していく。
「私も若い頃は、人のあらを探すようなところはあった。だけど年代を重ねるほどに、許容が広くなってきた気がする」(30代・女性)
誰にだって、欠点はあるものだ。
「完璧な人間なんて、この世にはいない。これは理解しているつもりでも、周囲の人の欠点には敏感になるのが人間の面倒なところ。
欠点は長所の裏返しでもあるから、よほどの無礼でなければ悪い部分も大目に見る寛容さは、人と付き合う上でかなり重要だと思う」(40代・女性)
関連記事:『24時間テレビ』みやぞんが挑む161kmマラソンに批判 「中止しろ」「軽蔑する」との声も
■自分は不幸だと思っていると人を嫌いになりやすい
自分は不幸だと思っている人は、6割近くが人を嫌いになりやすいと答えている。
自分の不器用さから、不幸を招いているケースもあるのかも。
「本当にどうしようもないくらい不幸が重なる人もいるけど、あえて自分から選んでいる人も多い。苦手な相手とは距離を置けばいいのに、変に取り入って疲弊している人が近くにいる。
そして『自分はこれほどしているのに、向こうは…』みたいに愚痴を聞かされても、『一体、どうしたいんだ』としか思わない」(30代・男性)
この先、さらに多様性が求められる社会になるだろう。個性を受け入れる余裕があれば、嫌いな相手も減るに違いない。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,498名(有効回答数)