20代男性は「ぼっち」が苦手? 逆に「他人に興味がないのかも」という人も
生活に支障がなければ、誰にも会わなくて平気な人が意外と多い
気の合う仲間と過ごす時間は楽しいけれど、一人で趣味に没頭したり、のんびりしたりする時間も、同じくらい充実した気分になる人も少なくないだろう。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,344名を対象に「生活に支障がなければ、誰とも会わなくて平気」という人の割合を調査した。
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■20代男性は“ぼっち”が苦手?
「生活に支障がなければ、誰とも会わなくて平気」と回答したのは、全体で66.8%。かなり多くの人が、一人きりでいることに抵抗感がないようだ。また、男女別では男性62.9%に対して、女性は70.7%と8ポイント近い差となっている。
さらに性別・年代別では
7割前後の割合が多い中、唯一半数を下回ったのが20代男性。30代男性も6割を切る形で、若めの男性は「誰かと一緒にいたい」と思う傾向が強いのかも。
また、「生活に支障がなければ、誰とも会わなくて平気」な人の特徴別データを見てみると、
「自分の容姿に自信がないほうだ」「自分は非リア充だと思う」といった、“やっぱり…?”な人の割合がかなり高め。
「自分は損得を気にするほうだ」という人も高水準となっているが、ここには「自分にとって得になる人としか、つき合いたくない」といった割り切りが働いているのかも?
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■他人に興味がない
実際に「誰とも会わなくて平気」という人に、話を聞いた。
「引きこもってるわけじゃないし、友達は多くて、つき合いも悪いほうじゃないから、そういうタイプと思われてない気がするけど、一人でいる時間がかなり好き。
物理的にお金の問題があるから働いているし、社会生活とか、世間体とかもあるから人と会ったりもするけど、そういう制約みたいなものがなかったら、SNSで交流くらいはするかもしれないけど、ずーっと部屋にこもって本読んだり、料理したり…って状態が続いても平気な気がしますね。
人と関わるのが嫌いってことじゃなく、あんまり他人に興味がないのかなあ。ノリで合わせてはいるけど、自分から誘ったり、話しかけたりすることは、ほとんどないです」(20代・女性)
「趣味が漫画やプラモ作りだから、一人で没頭する時間が至福の時間なんですよね。仕事は仕事でやりがいがあるから、引きこもり願望とかはないけど、自由にできる時間は積極的に人と会おうとするよりも、一人で過ごすほうが好きです。
とはいえ一応、彼女もいて普通に休日デートもしますよ。でも、彼女も割とドライなタイプで、自分の時間を大切にしたいスタンスだから、そういう点では相性がいい。週末ベッタリとかじゃなく、(金)夜から会って(土)まで一緒に過ごしたら『(日)は自分の時間』といった感じが好きらしく、助かっています。
ただ一人の時間が楽しいからって、このままでいいのか? とか、年齢的に結婚も考えないと…って気持ちもあって、“一人で平気”って感覚もちょっと善し悪しかな(笑)と思うことが増えましたね」(30代・男性)
「おひとり様」が定着し、生き方が多様化する中で、周囲に気兼ねせずに一人で過ごす時間を大切にする人も増えてきた。
そう考えると「一人ではいられない」人よりも、「一人で平気」な人は、人生の選択肢が一つ多いといえるのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,344名(有効回答数)