裏側を知ってしまうことも…「趣味を仕事に」はありかなしか
こんなはずではなかったのに…
好きなことを仕事にすることを勧める人もいれば、「仕事にすると楽しめない」との意見もある。どちらが正しいのか、迷う人もいるはずだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「仕事について」の調査を実施。
「好きなことを仕事にしてしまうと、楽しめなくなると思う」と答えた人は、全体で31.8%。残りの約7割は、好きなことを仕事にするほうがいいと考えているのだろう。
■お酒が好きで業界に入ろうと思ったけど…
性年代別で見ると、30代以上では女性よりも男性の割合が高くなっている。
夢と現実の間で、悩んだ男性が多いのかも。
「お酒が好きで、大学のときには居酒屋やバーでバイトしていた。卒業後はこの業界に入ろうかと思っていたけど、働いているうちにブラックな部分をたくさん感じるように。
社員の人もオラオラ系が多いところで、ストレスも相まってボロクソ言われたことも多々あった。バイトが嫌になってくると、大好きなお酒さえも苦手な存在に思えるようになってきて…。
今はまったく別の業種に就職して、仕事終わりにゆっくりと自分の好きなお酒を楽しんでいる」(20代・男性)
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■趣味でやっていたときのようにはいかない
好きなことを仕事にしていない人からは、うらやましいとの声も多い。
「私には好きなことが思い当たらないので、普通に事務系の仕事をしている。毎日同じような仕事が続くときにはため息ばかりで、『これをやって、自分の成長に繋がるのかな?』と悩むことも…。
だから好きなことを仕事にしている人は、とてもうらやましい存在だと思っている」(30代・女性)
ただ好きな仕事をしている人でも、嫌なことはあるという。
「好きなことをやっていても、嫌になることはある。仕事だから趣味でやっていたときのように、偏ったことばかりできないし…。そこを理解していない人が、『思っていたのと違う』となって業界を離れてしまう」(30代・男性)
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■嫌なことでも好きな仕事なら…
たとえ嫌なことがあっても、好きな仕事なら乗り越えられるとの意見も。
「嫌になることもあるだろうけど、好きなことを仕事にしたほうが幸せだと思う。人生の多くの時間を捧げるのだから、嫌いなことを続けると精神的に摩耗していく。
好きなことだと、乗り越えられることも多いだろうから」(40代・男性)
好きな気持ちを利用して、安い賃金でこきを使うような会社が問題になっている。
「相手が好きなことをいいことに、『やりがい搾取』するような会社は論外。そんなところで疲弊するくらいなら、好きなことは趣味で楽しんだほうが絶対にいい」(30代・女性)
意見は分かれるが、一度くらいは挑戦してみたいかも。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)