不倫に鬱病を乗り越えて… どん底経験を活かして生きる人たちの実態とは
逆境をいくつも乗り越えて、人は成長していくのだろう。
長い人生、良いときもあれば悪いときもある。人生のどん底だと思える時期には、「もうだめだ」と悲観するのは当然だ。しかしそれを乗り越えれば、一回り成長した自分になれるかもしれない。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「人生での経験について」の調査を実施。「どん底だったときの経験は、今に生きていると思う」と考えている人は、全体で43.8%と半数に迫る高い割合に。多くの人がどん底を乗り越えて、今を生きているのだ。
画像をもっと見る
■若い世代が少ない理由
性年代別で見ると、20代では男女共に他の年代と比べて少ない割合になっている。
まだまだ若いため、それほどどん底は味わっていないと考える人も多い。
「嫌なことはいっぱいあるけれど、それがどん底だとまでは思わない。もっと深い人間になるには、大きな挫折も経験しておいたほうがいいんだろうけど…。この先、いろんな出来事が待っていると思うと、楽しみでもあり怖くもある」(20代・男性)
一方で、ずっとどん底だと思っている人も。
「私は世間一般的に言われるメンヘラ女子なので、過去から今現在までずっとどん底にいると思っている。ここから抜け出せるとも思えないし、たとえどん底でなくなったとしても、いい思い出になる気はしない」(20代・女性)
関連記事:キムタクとマツコの餃子の食べ方がヤバすぎる 「病院に行ったほうがいい」の声も
■仕事のストレスで鬱病になり…
仕事が原因で鬱病になった人は、当時よりも成長したと語る。
「以前勤めていた会社の人間関係が悪く、さらに仕事量も一人で処理できる範囲を超えていた。精神的にやられて鬱病になり、会社を退職することに。
初期には気持ちが落ち着かず、先のことが不安で毎日泣いていた。しかし、だんだん気持ちが落ち着いてくると、『あんな環境で働き続けても、いい状況に変わることはない』と考えられるように。自分がさらに壊れる前に、辞められてよかったと思えるようになった。
今は自分の健康を犠牲にしてまで働かないようにしているから、心身共に健やかでいられている」(30代・女性)
関連記事:『24時間テレビ』義足での登頂シーンに羽鳥慎一が激怒 その理由に称賛相次ぐ
■不倫されて離婚したけど…
不倫された経験のある人は、6割以上がどん底だったときの経験が今に生きていると回答している。
不倫をきっかけに、相手の悪い部分がわかったとの声も。
「前の夫とは、相手の不倫がきっかけで別れた。離婚はつらかったけど、よく考えると彼は女性だけでなく、あらゆることにだらしない人。金遣いは荒いし、時間にもルーズ。
私は振り回されながらも、それが彼の魅力だと勘違いしていたみたい。もっと自分を大切にしようと、今は思っている」(30代・女性)
逆境をいくつも乗り越えて、人は成長していくのだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)