40代の4割が「自社はブラック企業」と認識 あなたの会社は大丈夫?
「自社がブラック企業だと思うか?」調査してみた結果
先日、25年ぶりに西日本を横断した非常に強い台風。強風と大雨の中、出社を強制した企業もあり「ブラック企業」だ、と叫ぶ声が目立った。
長時間労働、残業代が支払われない、上司からのパワハラ…と、ブラック企業に関するニュースが増えつつある昨今。中には「そこまでやるか…」と思わせる、とんでもブラック企業も報告されており、その問題の深刻さが伺える。
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■4人に1人はブラック企業を体感
しらべぇ編集部は過去に、全国の20〜60代の社会人男女251名に対して「自社がブラック企業だと思うか」調査を実施した。
「自社がブラック企業」だと答えたのは、全体の25.1%。少数派ではあるが、「4人に1人がブラックな会社で働いている」と考えると、なかなかの割合だ。さらに、ブラック企業だと「思う」と回答した結果を年代別にみていくと…
40代が突出しており、約4割の人が「ブラック企業」だと思っていることが判明。 一方で50代以降は2割を下回り、他の世代に比べて、自社をブラック企業だと感じていないことが見受けられる。
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■40代の仕事は辛いよ…
一般的に、企業では40代になると課長職や係長職といった、中間管理職を任されることが多い。周りからの期待も厚く、上からも下からも板挟みとなり、様々な葛藤が生まれる大変なポジションだ。
すでにその高い壁を乗り越えた50代以降は、一皮も二皮も剥け「40代の頃に比べたら大したことない」と、会社に対してブラック企業だと感じなくなることが推測される。
もしくは、役職定年や定年退職を目前に、様々なプレッシャーから解放され立場的にも気持ち的にも余裕が生まれるからかもしれない。
長時間労働や人格否定に近い上司からの罵詈雑言を受け、その苦しさから過労自殺をしてしまう社員のニュースを度々目にする。
一度胸に手を当て「自社は大丈夫だろうか?」と冷静に考える時間を持つことが、これからの時代を生き抜くために必要だろう。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)