大産大柔道部、体罰で部員が神経機能障害 「筆記具が持てないほどの後遺症」に戦慄
大阪産業大学の柔道部で男性コーチが部員を殴打。筆記具が持てないほどの後遺症も…。
大阪産業大学の柔道部で、男性外部コーチ(24)が1年生の男子部員(19)を木の棒で殴打し、右腕の感覚が戻らないほどの大ケガをさせていたことがわかった。
指導者としてあるまじき態度に、ネット上では怒りの声が相次いでいる。
■壊死の危険があるほどの重傷
報道によれば、6月15日に男子部員がタイマーの前に立っていたところ、男性コーチから「邪魔だ」「見えない」などと注意を受けた。
その声が聞こえなかった男子部員が指示に従わなかったため、立腹した男性コーチは木の棒で男子部員の尻を叩こうとし、かばおうとした部員の右腕を直撃してしまったという。
その後も痛みや腫れがひかなかったため、保護者が病院に連れて行ったところ、壊死の危険がある重傷と診断された。
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■筆記具が持てないほど…
その後、男子部員は3回の手術を受け1ヶ月ほど入院したが、神経障害などを起こす「コンパートメント症候群」により、筆記具が持てないほどの後遺症が残った。男子部員は現在もリハビリ中とのこと。
『MBSニュース』によれば、男性コーチは「なめられていると思った」と話しているようだ。
大産大は、すでに男性コーチとの契約を解除し、責任者の監督は顧問解任などの処分をしたという。