犯罪に発展することも… 「騒音部屋」を避けるために気をつけたい4つのポイント
神戸市で隣の騒音に怒った男が乗り込み逮捕。騒音のうるさい部屋を避けるには?
22日、兵庫県神戸市のマンションに住む55歳の男性が「隣のエアコンを修理する音がうるさい」と激怒し、隣人の部屋に侵入。住居侵入罪で逮捕される事件が発生した。
楽器や子供の声、足音…。住居の騒音問題は、どうしてもトラブルになりやすい。もちろん引っ越せば解決する話だが、「それなら我慢しよう」と諦めてしまう人も多いだろう。
■騒音を理由に引っ越したことがある?
では、騒音を理由に引っ越したことがある人はどのくらいるのか。しらべぇ編集部では全国の20代~60代の1,357名に調査を実施。
その結果、「ある」と答えた人は10.3%にとどまっている。金銭的な問題が大きいため、「我慢」している人が多いのかも。
もちろん性格的に「騒音を気にしない」人、居住地域が恵まれており「騒音に悩んだことがない」人もいるだろう。
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■うるさい部屋を避けるために気をつけたいポイント
「うるさい部屋を選ばない」ためにはどうすればいいのか。不動産会社に勤めるTさんに、引越し前に見極める方法を聞いてみた。
①構造を確認する
「音を完全にシャットアウトすることは難しいのですが、一般的に鉄筋コンクリート造は遮音性能が高く、木造や軽量鉄骨造は低い傾向があります。
物件を選ぶ、家を建てるなどする際は、確認したほうが良いでしょう」
②自分の目で確かめる
「不動産会社に『静かなところ』と伝えればある程度考慮してくれるとは思いますが、完全に信用してはいけません。本当にその場所が静かなのか、隣人はうるさくないのか自分の目で確かめる必要がある。
内見の際、契約を欲しがる営業が『人気物件だから早めに契約したほうがいい』と勧めてくることも。しかし、そこは保留にしておくべき。後にもう一度現場を訪れ、隣人の様子や環境などをしっかり見ることをおすすめします」
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■管理状態も重要なポイント
③最上階角部屋を選ぶ
「音に敏感なら、マンションの最上階角部屋が最適です。接地面が少ないので当然音のリスクも低いし、外を歩く音が聞こえる可能性も低い。
ただし最上階角部屋だからといって、必ずしも静かというわけではありません」
④管理状態をチェックする
「ゴミ集積場が綺麗に保たれているか、エレベーターや通路にゴミが散乱していないかなどもチェックポイント。騒音と関係ないと思うかもしれませんが、管理がしっかり行き届いているかを確認できます。
汚れなどが目立つ場合、万が一騒音問題で揉めた際にきちんと対処してくれない可能性も」
騒音を完全に防ぐことは難しいが、「引っ越したい」と思ってしまうような部屋に住むことを避ける手立てはある様子。次の引越しの際は、これらのポイントを意識して物件を探してみては。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)