教室でテストを受けていただけなのに… 小学生を襲った「視力喪失の危機」に絶句
2900万円という賠償金額にも「安い」「見合ってない」という声が。
11日、同級生が投げた分度器が目に当たり、角膜裂傷などのケガを負ったとして、当時小学4年だった男性(18)が区と同級生の母親に約3400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、区と母親に約2900万円の支払いを命じたことが判明。
男性の身に起きた痛々しい悲劇に、ネット上では悲鳴が相次いでいる。
■分度器が目に当たる
報道によると事故は2009年、東京・世田谷区にある公立小学校で発生。
この年の12月、元児童の男性が教室でテストの問題を解いていたところ、教室内を走り回っていた同級生が分度器を投げた。そして、それが椅子に跳ね返り、不幸にも元児童の左目を直撃したという。
この事故により、もともと1.2あった視力が0.03まで急落することになったそうだ。
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■区の責任を認定
元児童の訴えに対し、同級生が分度器を投げることは予測できなかったと区は主張。
しかし、判決は「教諭が同級生の近くまで行って注意をすれば事故を回避できた可能性が高く、事故防止の注意義務を怠った」として、区側の責任を認定することになった。