「ちょっと目を離した隙に」 子供を常に監視するのは難しいと感じる人の割合は…
「ちょっと目を離した隙に…」事件や事故はほんの一瞬で起こってしまうものだが、常に子供を監視しているのは難しい。
幼い子供が命を落とす事件や事故が後を絶たない。時には「ちょっと目を離した隙に…」起こってしまう不幸な事故もあるが、ネット上では両親を批判し責める厳しいコメントを見かけることがある。実際、子育てを経験したことがある人は、どのように感じているのだろうか。
■5割が子供の行動に共感
しらべぇ編集部が全国10〜60代の子供がいる男女687名に調査したところ、全体の52.7%が「子供から目を離さないというのは無理な話だと思う」と回答した。
なお、男性48.6%、女性56.3%と、やはり子供と接する時間が長い女性に多いようだ。
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■20代は片時も目が話せない?
ところが、この割合を男女年代別に見ていくと、ほとんどの世代において女性が多いものの、もっとも割合が高いのは20代男性で85.7%。女性も7割越えと20代は突出していることが判明した。
一般的に20代は幼い子供を抱え新米ママとして家事に育児に…と奮闘中の世代だろう。ほんの一瞬、目を離した隙に子供が突拍子も無い行動を取り驚いた経験が多く、常に監視しているのは難しいと感じる機会が多いのかもしれない。
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■「アリを見つけて…」
しらべぇ取材班は、実際に子育てをしているという人に「子供の行動について」話を聞いてみた。まずは、しらべぇ編集部の子育てに奮闘している記者に質問してみたところ…
「家の中に入ってきたアリを見つけ、そのアリを追いかけて玄関から外に出て行ってしまいそうになったこともあり、ヒヤリとしました。
子供から常に目を離さないでいるつもりではいますが、家のことをやりながら1人で常に子供を見張っているのは不可能だと思います。」
続いて、3歳の男の子がいると話す30代男性にも話を聞いてみたところ…
「じっとしてることが苦手なやんちゃ坊主。関心があちこちに移るから、服を着ている間に視界に入らないところに姿を消してることも。
フルで一緒にいるのは土日のみだけど相当疲れる(笑)。毎日、面倒を見てくれてる奥さんは本当にすごいと思う。苦労かけてます」
子供の事故が報道されるたび、「目を離した」両親を責めるコメントを見かけることがあるが、子供の好奇心や探究心は計り知れない。
時には大人の想像を越えた行動を取ってしまうこともあり、どれだけ注意していても「ほんの数秒」で事故が起こってしまうことも多いようだ。日頃から子育てに奮闘している、母親や父親に優しい社会になることを願っている。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の子供がいる男女687名(有効回答数)