女子生徒に複数回キスした中学教諭 「懲戒免職処分だけで済まない」の声も
北海道の教諭による立場を利用した卑劣な行為が発覚
教員の不祥事が毎日のように起きる昨今。いじめ、そして教員の犯罪行為、教育委員会の不適切対応。問題が複雑化している教育界だが、今度は北海道で驚くべき卑劣な実態が発覚した。しらべぇ取材班が追った。
■女子生徒に複数回キス
北海道教育委員会は、道北の公立中学校に勤める48歳の男性教諭が、休日に女子生徒を複数回にわたって呼び出したうえキスをしたとして、この教諭を懲戒免職の処分にした。
教育委員会によると、2018年8月、教諭が校内で女子生徒の手を握っているところを校長が見つけて注意した。その後、別の日に教諭が女子生徒に抱きつこうとしている姿が目撃され、学校側が事実関係を確認したところキスをしたことなどを認めたという。
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■教諭「生徒に好意を持っていた」
調査に対し、教諭は「生徒に好意を持っていた。生徒を深く傷つけることをして申し訳ない」と話しているという。道の教職員の懲戒免職は今年度3人目。
道教委は、しらべぇ編集部の取材に対して「教諭は社会科担当で、部活動の担当についてはコメントできない。LINEを使って、生徒を校外に呼び出していた。生徒のプライバシーの関係もあって、これ以上の詳細については答えられない」と回答。
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■「卑劣極まりない」との声
ネット上では、教諭の取った行動に厳しい意見があがっている。
「現代の教育事情がよくわかるね」
「好意を持ったらキスしていいのか」
「再び教職に付けないように全国の教育機関で情報を共有して!」
「立場を利用した教師の性犯罪は卑劣極まりない」
あり得ない行為が次々発覚する教育現場。教師という立場を利用した卑劣な行為は決して許されない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)