児童の卒業文集の原稿を捏造 「教諭の言い訳」に呆れの声続出
小学校教諭が卒業アルバムを「改ざん」していた。その理由とは…
児童の夢がつまった卒業文集を教諭が「改ざん」したことが発覚。その実態の探るべく、しらべぇ取材班が関係各所を直撃。
■原稿を紛失した結果…
香川県三豊市の小学校の教諭(29)が、男子児童の書いた卒業文集の原稿を編集する際に紛失。これを隠そうとして別の児童の原稿を一部書き換え、この児童の原稿として文集に掲載していたことが分かり、戒告の処分を受けた。
原稿には、児童が20代になった自分に向け、将来になりたい職業などを150字程度で書かれていた。教諭は児童から聞いた職業を覚えていて、同じ職業を書いた別の男子児童の原稿をコピー。
名前や年齢、文末の表現などを書き換え、紛失した児童のものとしてアルバムの印刷業者に渡した。
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■児童から指摘されるも…
文集は同7月に配布され、原稿を紛失された児童らから指摘されたが、「そうだったかな」などとごまかし、対応しなかった。今年2月、保護者の一人から学校に連絡があり発覚。教諭は県教委に対し、「紛失がばれたら大変だと思った」などと話しているという。