地図で北が上なのは奇跡? その起源は大航海時代にあった
『チコちゃんに叱られる』で地図の上が北であることを解説したことがネットで話題となっている。
2日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「地図はなぜ北が上?」が話題となっている。すべての地図で北が上になっているがその理由について考えたことがあるだろうか。
■「奇跡の星があったから」
チコちゃんの気になる回答は「奇跡の星があったから」という。大航海時代に海上で目印にしていたある星が大きく関係しているようだ。
人類が北を上にして地図を作り始めたのは大航海時代だったという。航海をする際に目印となっていたのは北極星だったようだ。北極星の前は、太陽を目印としていたが、知っての通り太陽は東から西へ移動してしまい、夜は沈むため、方角を知るのに適していなかった。
そこで、当時の人が発見したのが北極星だった。北極星は偶然にも地軸の延長線上にあったため、地球が自転していても止まって見える。動かない目印が真北にあるという偶然が奇跡であったと解説。
さらに、北極星は地球から430光年も離れているため、どの季節でも変わらず見ることができる最高の目印だったようだ。
南半球にあるオーストラリアでは、北が上となっていることに反発し、独自の地図を作成したものの一般化はしなかったことも紹介しつつ回答を締めた。
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■奇跡の星
チコちゃん独特の一見分かりづらい「奇跡の星」という回答だが、Twitterでは多くの人が北極星であることにすぐ気づいたようだ。
奇跡の星があったから。北極星? #チコちゃんに叱られる
— JunJun (@jun329) August 2, 2019
奇跡の星…ポラリスとか? #チコちゃんに叱られる
— アナグラム (@anagram369) August 2, 2019
地図で北が上なのは奇跡の星があったから。北極星かぁ。 #チコちゃんに叱られる
— ゆずる (@yuzuricchi) August 2, 2019
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■地図が北でないと迷う?
スマホの普及でいつでも地図が見られるようになった昨今。スマホアプリでは、自身の向いている方角が上になるものもよくあるが、これに馴染みがない人もいるのではないだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20代~40代の男女1,340人を対象に「地図について」調査を実施した。その結果、「地図の上が真北でないと道に迷う」と回答した人は約3割となった。
北極星があったことから地図の定番となったが、南側に動かない星があれば南が上の地図になっていたかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国20代~60代の男女1,340名(有効回答数)