いくつになっても知識不足を痛感 9割が「まだまだ知らないこと多い」
知っているようで知らない。世の中は自分の知らないことで溢れている。
学生時代は、上の学級に進学するたびに「勉強」の難易度が上がり、その度、知識が増えていることを実感できるだろう。社会人になると、自主的に勉強する機会は少なくなるものの、日々新たな経験を積み重ね知識の幅も広がっていくはず。
一方で、問題に直面するため「まだまだ知らないことが多いな」と痛感する瞬間が訪れることも。
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■9割弱が「知らないこと多い」
しらべぇ編集部は、全国10〜60代の男女1,653名を対象に調査したところ、全体の85.8%が「自分はまだまだ知らないことが多いと思う」と回答した。
また、男性82.4%、女性89.1%とやや女性に割合が高いようだ。
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■年齢は関係ない?
さらに、男女年代別に見ていくと…
すべての世代において女性の割合が男性を上回っており、もっとも高いのは10代女性で95.2%。そして、女性は、いずれの世代も9割弱が「知らないことが多い」と回答している。
一般的に、年齢を重ねれば知識も経験も増え、物知りな人が多いイメージがある。しかし、60代においても男女ともに8割強の人たちが、自身の知識不足を感じている傾向が見えてきた。幾つになっても「長い人生、学ぶべきことはたくさんある」ということだろう。
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■やっぱり、あの職業は…
また、今回の調査結果をさらに、職業別に見ていくと…
もっとも割合が高かったのは、会社経営層で96.3%。そのほかの職業においても8割を越えている。経営者は人の上に立つ存在であるため、多くの知恵と迅速な判断力が求められる機会が多く、自分の知識不足を痛感する瞬間が多いのかもしれない。
経営の神様と言われる、松下電器(現パナソニック)を創設した松下幸之助は、「謙虚に素直に学びたい。すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵、よい知恵が生まれてくる。学ぶ心が繁栄への第一歩なのである」と考え、晩年まで学び続け「人生は終生勉強である」と説いたという。
一般的に「学生の本分は勉強」とされるように、社会に出ると忙しさにかまけて、学ぶ心を忘れてしまう人が多いだろう。しかし、幾つになっても、学ぶべきことは目の前に溢れているのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)