高校教諭が無断欠勤しネットカフェ生活 「知ってる人に会いたくなかった」
高校教諭が無断欠勤しネットカフェで24日間過ごした理由とは…
静岡県教育委員会は4日、静岡県立科学技術高等学校の男性教諭(55)を、停職2ヶ月の懲戒処分にしたと発表。しらべぇ取材班は、この教諭に何があったのかを追った。
■「気分が落ち込み」
静岡県教委によると、当該教諭は7月23日から9月2日までの24日間、正当な理由がないのに学校を休み、そして自身の所在を明らかにせず、学校からの連絡もつかない状態だったという。
教師はこの期間、自宅に帰らず静岡県島田市と静岡市のネットカフェを行き来して生活していたとのこと。
教委の聞き取りに対して、「右膝の痛みが続いて気持ちが落ち込み、知っている人に会いたくなかった。今後も授業は続けたい」と話しているとのこと。普段は真面目で、生徒からの評判も良かったという。
関連記事:教諭が生徒と殴る約束を交わして実行 市教委は「あるまじき行為」
■「使命感・倫理観の高揚を図る」
このような事態が発生したことに対して、静岡県の教育長は、
「教職員がこのような無断欠勤を行ったことは、児童生徒、保護者をはじめ、県民の皆様の学校教育に対する信頼を著しく失わせる行為として、社会的責任はきわめて大きく深くお詫び申しあげます。
県教育委員会といたしましては、このことを大変重く受け止め、再発防止に向けて、教職員一人一人が公教育を担う重みを自覚するとともに、具体的・実践的な指導や研修を通じて、職員全体の一層の綱紀の粛清と使命感・倫理観の高揚を図り、教育行政の信頼回復に努めてまいります」
とコメントした。