こんなに吸うと誰が予想した! パンパースの吸水力がすごすぎると話題に
世界的な紙おむつブランド「パンパース」。本来の使い方では想像もできない驚きの力を秘めていた。
世界的な紙おむつブランドとして知られる「パンパース」。本来は赤ちゃんの排泄物をキャッチするために使われるものである。
しかし、ツイッター上でパンパースを水漏れのトラブルに使ったユーザーが現れた。本当にそれほどの水を吸うのか目を疑うほどパンパンに膨れ上がったオムツ――しらべぇ編集部でもパンパースの吸水実験を行った。
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■ボイラーの水漏れにまさかの救世主
まずはきっかけとなったツイッターの投稿をご覧いただきたい。
今ボイラーが水漏れしてて。
昨日は3時間置きにタオル変えても床までビチャビチャだったのが、息子のパンパース置いといたら12時間経っても床が濡れてなかった。パンパースが本気出すとこうなる!
ちなみに重量1,4kg..!
水漏れにはオムツが有能…! pic.twitter.com/kY6TwfIi9R— たたきたてのご飯 (@gohanotataku) October 1, 2019
重量にして1.4キロ、水の量は1.4リットルという予想以上の吸水力を発揮しオムツがブロック肉かと思うほどに膨れている。
しらべぇ編集部は2019年10月4日、ツイッターのダイレクトメッセージ(DM)を通じて投稿者である「たたきたてのご飯」氏に対して話を聞いた。ヨーロッパ在住の投稿者は電源を切った後の冷凍庫の霜取りでビチャビチャになる経験をした。そのときに、
「子持ちの友人がパンパースに吸わせるといいよ」
とアドバイスがあった。このとき、「すごく有効だった」という投稿者。このときを思い出して新たに使ってみたそうだ。
ツイッターに投稿された写真を撮ったときの状況も聞いた。地面に近いタンクのところからポタッポタっと一滴ずつ継続して漏れていたという。バケツを置くスペースもなくタオルで吸わせていた。
そしてパンパースに吸わせる方法を思い出し実践。パンパースの吸水力は知っていたというが、
「こんな豚バラブロックみたいな形になるとは思っていませんでした…! 」
とコメント。予想外の実力に驚いたようだった。
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■実際にやってみよう
好奇心の塊であるしらべぇ編集部はこのパンパンに膨れたパンパースを見てみたくなった。そこで編集部の記者に協力を仰いだ。
今回はパンパースのXLサイズを用意。容器に2リットルの水を入れる。そこにパンパースを入れるとどこまで水を吸うのかを試してみる。
どんどん水を吸っているようだ。
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■驚きの姿に変貌
ある程度時間が経ったところで、吸水実験は終了。協力してくれた記者によると、1.5リットルほど吸ったという。ツイッターの投稿と同じ位吸ってくれたようだ。そして送られてきた写真がこちらだ。
青いブロックがそこにあった。膨れることはわかっていたが、やはり驚いてしまう。
実際の使い方と違うのはわかっていても、ここまでの実力があれば他の用途にも使えそうなものだ。すると、協力してくれた記者からあるアドバイスをもらった。
「XLのおむつなら小学校低学年ぐらいまで履けるので、捨てずに持っておくと災害時でなくてもトイレのない場所を家族でドライブするときとかに、いざというとき簡易トイレとして使えたりします」
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■公式の見解は?
簡易トイレにまで使えるとの情報まで入ってきては、パンパースの役に立つ場がほかにもあるのではないかと思えてきた。そこで、しらべぇ編集部が4日、パンパース広報事務局の担当者に電話を通じて取材を依頼。同日中、書面で回答が到着した。
パンパース製品の吸水性について、
「おむつの『吸収力』は赤ちゃんの健やかな成長にとってとても重要な機能であり、 私達はパンパース製品の吸収力に自信を持っております」
とコメント。最長12時間お肌をさらさらに保つため、赤ちゃんが寝ている間でも安心だという。おむつ以外の用途で水を吸水させることについては、「本来の使用目的とは異なりますので吸収力の保証はできかねます」としつつ、
「消費者の皆様が意外な用途でパンパースの吸収力に着目いただいたことに大変驚いております」
と回答。まさかパンパース広報事務局まで驚いてしまうとは。吸収力については未知数でおすすめもできないが、色々と試してみるのも一考かもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)