「『蛍の光』を流すと酔っぱらいがすんなり帰る」は本当か? 居酒屋店の見解は…
居酒屋で閉店時に店員が苦労する場面とは…
忘年会シーズン真っ盛りの今、居酒屋の閉店時の酔っぱらい対策がネット上で話題になっている。しらべぇ取材班は、各居酒屋チェーンに現状を詳しく聞いた。
■「日本人の素晴らしい習性」
その内容は、「居酒屋にバイトしていた時に、酔っ払いがなかなか閉店でも帰らない。どうやったらスンナリ帰ってくれるのかと思案して、閉店時に蛍の光を流したところ、酔っ払いもスンナリ帰る。日本人の素晴らしい習性」といったもの。
これに対して、「自分もバイトしていたときに流していた」や「蛍の光が流れると焦る」「確かに納得できる」といった声が相次いでいる。
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■「ひたすら説得」
本当にこのような状況があるのか。居酒屋甘太郎、暖や、いろはにほへと、などを運営するコロワイド本社(横浜市)広報担当に聞いた。
蛍の光を流しているのかについては、「グループで蛍の光を流すという統一したルールはございません」と話す。酔ったお客さんに閉店時どのような対応をしているのか聞いたところ、「グループで統一された対応方法は特にございません。店舗によって対応方法が異なります」と述べた。
具体的には、「ひたすら説得してお帰り頂く」や「ご家族や友人の連絡先を伺い迎えに来てもらう」といったことを行っているとのこと。
苦労する場面としては、「未会計のまま幹事様がお帰りになってしまい、泥酔したお客様からお支払い頂くとき」や「一人でいらっしゃったお客様が酔っ払ってお手洗いに閉じこもってしまい、閉店しても出てこない」などが実際にあると話してくれた。
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■「ご理解いただけることが…」
ほかの居酒屋チェーンではどうか。和民やミライザカを運営するワタミグループ本社(東京都大田区)の広報担当は、「閉店時に蛍の光を流すことはありません」とした上で、「閉店時には、閉店時間であることをお声掛けをしております」と話した。
また、「閉店時にお声掛けをするとご理解をいただけることがほとんどで、特別な苦労話などはございません」と述べた。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)