新型コロナ直撃で「都落ち」 月収100万円の銀座ホステス襲った悲劇
新型コロナウイルスの感染者が東京で急増していることを受け、銀座の高級クラブ街で長期閉店を決める店舗が現れた。
新型コロナウイルスの感染者が東京で急増していることを受け、銀座の高級クラブ街で長期閉店を決める店舗が現れた。
同店で月収100万円ほどを叩き出しているホステスA子さんは、「まじで生活できない。4月半ばからは銀座よりランクが落ちる赤坂で働く予定。“都落ち”ですね(笑)」と嘆く。なぜこの店は休店に追いやられたのか。
■約2ヶ月の閉店
25日、小池百合子都知事が要請した「週末の外出自粛」。平日でも繁華街は人がまばらな状態が続いているが、特に夜間の外出を控える動きが各地で顕著に現れており、夜の歓楽街・銀座にも打撃を与えている。
「うちのお店はゴールデンウイーク明けまでの約2ヶ月間閉店を決めた。突然店長から連絡が来て。納得できないですね」とA子さん。
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■集団感染の危険性
長期閉店の理由は、「3週間ほど前、志村けんさんが出入りしていたこと。志村さん以外にもコロナに感染していたと噂されるお客さんが出入りしていたとのことで。今銀座中でこんなパニック状態ですよ。人によってははしごで飲んで楽しむので、複数のお店が一気に潰されている」とのこと。まさに不運としかいえない出来事だが、志村は25 日に新型コロナウイルス陽性と診断され、現在も入院中と報じられたばかりだ。
人が密集した密閉空間で、近い距離に座りトークを楽しむ。まさに集団感染を引き起こす悪条件が揃ってしまっている。「ゴールデンウィーク明けまで休店決めたのはうちくらいでしょうけど。まさかこんな目にあうとは。知り合いの子がいる店は、銀座に新たな店を出す計画だったらしいですけど、コロナのせいで工事が完全に止まっているそう」と余波は広がる一方だ。
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■首を締める「先行投資」
4月半ばからは知人が働く赤坂のクラブでアルバイトすることになったというA子さん。自身の試算では月収は半減するという。とはいえ、それまで月収100万円もあったのであれば生活に支障はないのでは。
「いえいえ、当然この業界は収入に波もあるので稼げない月もある。そもそもブランド品購入やエステなど、営業のために毎月40、50万円は先行投資している。家賃も高いところに住んでいるので。今は1万円の出費ですら後ろめたくなってしまうほどで、相当やばいです」と不安を吐露し続けた。
瞬く間に広がる新型コロナウイルス問題。彼女たちの主戦場である夜の世界はまだまだその影響が続きそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)