福岡のお粥カフェの緊急SOSツイートが反響 「フォロワー1人のアカウントが突如…」
福岡のお粥カフェの緊急SOSツイートが大反響。フォロワー1名からの大逆転。
新型コロナによる緊急事態宣言で、SOSを発する店が増えてきた。そんな中、店主の娘さんのアカウントからのツイートが大きな反響を呼んでいる。しらべぇ取材班は、その店主から詳しく話を聞いた。
■フォロワーひとりからの大反響
福岡市中央区にある、お粥カフェ「Teddy&Daddy」。桜の名所に位置しているため、3月下旬から4月上旬までが、1年で一番の書き入れどき。
しかし、今年は新型コロナの影響で、昨年の半分ほどに売上が減ってしまったという。その後も、1日10食程度に注文が減ってしまたため、店主の娘さんが立ち上がった。
母のお店をお助けください。
福岡は西公園の入り口にある、お粥カフェです。
母が50歳を目前に開いた大切なお店なのです。
お近くの方はぜひお立ち寄りください!現在、Uberとテイクアウトのみの営業となっております。フォロワーさんいないけど誰かに届きますように。。。 pic.twitter.com/akddpkX6KJ
— みたんはオカン (@topofokan) May 1, 2020
「母の店をお助けください」とツイートを始めた当時は、フォロワーが1名だったそうだが、3日11時現在、7.7万件のいいねが押されている。店主は、「娘ともども、大変驚いている」と語る。
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■店主の父の味を引き継ぐ
開店して6年目のこの店は、店主の父が経営していた中華料理店の味を引き継いでいる。そして、この店を開店することは、1周忌を迎えた父の夢だったと話す。現在は、店主と妹でこの店の切り盛りをしている。
お粥メニューは、すべて豚骨スープが使用されているが、前日から仕込みをして6時間以上たきこんでいるという。
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■ツイートの反響で注文が殺到
ツイートしてからは、電話が殺到し、来店客も増えて、注文がいつもの4~5倍に増えたそう。しかし、「これほどまでに反響があるとは思わず、事前に十分な準備をしていなかった」と店主は苦笑い。豚骨スープが切れてしまうと、注文を受けることができない。
「これが一時で終わらずに続いてくれれば」と話す。最後に、「父の想いを絶やすわけにはいかない」と力強く語った。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)