加藤浩次、10万円オンライン申請への「給付が遅い」の声に疑問 反響相次ぐ
『スッキリ』で特別定額給付金のオンライン申請について特集。「海外にくらべて日本は給付が遅い…」という意見に、疑問を呈した。
新型コロナウイルスの緊急経済対策として、1人あたり一律10万円の給付金が支給される「特別定額給付金」制度。マイナンバーカードを用いたオンライン申請をした人も多いが、これにより悲鳴をあげている自治体もあるという。
この問題について、20日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)での加藤浩次の発言が反響を呼んでいる。
■チェックに膨大な手作業
番組では、オンライン申請が負担になっているという自治体の実態を特集。給付までスピーディーな印象のあるオンライン申請だが、実際には職員たちの手作業による処理が多いよう。内容に間違いがあっても申請できること、そして1人が何度も申請できることから、そのチェックも膨大だという。
スタジオではオンライン申請時に記入ミスしやすい項目も紹介し、「銀行名を旧名で記載」「生年月日の入力漏れ」「口座名義の間違い」「書類の添付忘れ」などを挙げて注意を促した。
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■「海外にくらべて給付が遅い」に疑問
オンライン申請への不満の声の中には「給付までのスピードが遅い」との意見もあるが、番組ではアメリカや韓国の事例を挙げ、日本との違いを説明する。
その上で加藤は、かつてマイナンバー制度が問題視された際のことに触れて「『個人情報、プライバシーの問題はどうなるんだ』って紛糾したのを僕はおぼえています。そのとき、(マイナンバー制度が)みんなに普及しなかった。その部分も日本にはあるということを含めて考えていかなきゃいけない」とコメント。
「海外では早く給付されるのに、なぜ日本は…」といった不満の声について、日本は海外とは違った制度のため「ここはちょっと違う話だと思うんですよ」と疑問を呈した。