新型コロナで仕事がキャンセル 逆境をバネに役者たち自らが映画制作へ
山口森広が自身初監督・脚本を務める短編映画『捨てといて捨てないで』を制作することを発表し、クラウドファンディングを立ち上げた。
劇団ONEOR8所属の俳優・山口森広が、自身初監督・脚本を務める短編映画『捨てといて捨てないで』を制作することを発表し、クラウドファンディングを立ち上げた。
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■プロジェクト立ち上げ時を回顧
このプロジェクトは、新型コロナウイルスの影響で仕事がキャンセルになってしまった俳優らが一念発起し、自らの手で映画を一から作り、映画祭にもエントリーしようというもの。
新型コロナウイルスで仕事がなくなったことを逆手に取り、自身初の監督に挑戦しようという山口は「出演する予定だった舞台やドラマの撮影がストップし、自粛生活を余儀なくされました。撮影が中止になり、暇を持て余していた同じ事務所の役者仲間がたくさんいました」と、プロジェクト立ち上げ時を振り返る。
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■マネージャーからの提案が転機に
苦境に陥った役者たち。しかし、転機が訪れたという。
「事務所のマネージャーは、このメンバーでおもしろいことができないかと、思案していました。そこでマネージャーは、15年前、学生だった頃に思いついた企画を掘り起こし、それに私が賛同。娘が宿題をする傍らで脚本を書く、というところからスタートしました」と、本プロジェクトのプロデューサーであり、事務所のマネージャーである、高崎氏の15年前の学生時代の企画がきっかけであることを明かした。