業務スーパーの万能な「生姜調味料」 平凡料理を覚醒させる神アイテムだった
業務スーパーで販売されている万能調味料「姜葱醤」。あまりの美味しさに、自らのレシピが増える気配を感じる。
全国各地に展開する業務スーパーで販売されている、「姜葱醤(ジャンツオンジャン)」(180グラム、218円)という瓶詰めの生姜が人気だ。
ちょっと使うだけで味がグンと上がるとネットでも話題で、「なかなか良い!」「めちゃウマです」と、一押しする声が散見されている。
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■ねぎ油のコク
瓶のパッケージには「おろし生姜にねぎが香る万能調味料。料理のアクセントに和・洋・中を問わず使用できる」と説明されており、食材のスーパー優等生ぶりをいかんなく発揮している同商品。
生姜の刻み方が荒く、シャキシャキした食感が特徴で、チキンエキスや塩などが入っているため、味わってみるとしょうがの辛味のほか、ねぎ油とチキンエキスのコクも強く感じる。
チャーハンや野菜炒めの味付けもこれ一本で大丈夫そう。醤油、塩、うま味調味料、酒など、複数の調味料を毎回それぞれ分量ごと測るのが面倒な筆者にはもってこいである。
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■大さじ一杯で変わる世界
生姜といえば豚の生姜焼き。どれほどの味になるか、チューブ型しょうがの鉄板であるS&B「おろし生しょうが」で作ったものをスタンダードな生姜焼きとして、両者を比較してみたい。
豚バラ肉を、それぞれの調味料を使って生姜焼きにしてみる。チューブ生姜のものは、事前に肉に調味料とともに漬け込み、油を引いて炒めた。
一方、「姜葱醤」のほうは、まず油で肉を炒めて、完成直前にこれを大さじ一杯投入すればをいいだけ。味付けが超カンタンだ。
見た目に大きな違いはなかったが、一口食べ比べると味の違いはけっこうはっきり分かれた。
チューブ生姜で作った生姜焼きは、スタンダードな懐かしの味。玉ねぎを追加すればよかったと後で後悔したが、もちろん悪くない味。これはこれで正解の味なのだ。
一方、姜葱醤で炒めたほうは、辛味と塩気のバランスがよく、さらに控えめな甘さが出ており、ねぎ油のコクも感じる。やや中華料理風だが、味によりアクセントがついていて、白米が進む一品になっていた。
おいしいというのはもちろんだが、料理オンチな筆者でもプロ級になれるズルい調味料という印象が強い。しかも218円という安さもいい。