初競りマグロ最高値が3億から2000万に 最高値常連の大間漁協に本音を聞くと…
昨年より値段が大幅に下がった初競りのクロマグロ。そこには外食業の低迷も…
まだまだ正月気分が抜けない1月5日、東京・豊洲市場で新年恒例の初競りが行われ、今年もネットで大きな話題となっている。
■最高値のマグロよりも…
年明け最初となるマグロの競りは、各メディアに注目されることもありゲン担ぎやご祝儀の意味合いを込めて相場の何十倍にも値段が伸びることは周知の通り。
2021年の気になる最高値は、青森・大間産のクロマグロ(208.4kg)で2,084万円。2019年は、3億3,360万円(大間産クロマグロ)、20年は1億9,320万円(大間産クロマグロ)と3年連続の億超えも期待されたが、コロナ禍で外食業が低迷していることも大きかったのか、値は伸びずに決着した。
そして、最高値を叩き出したクロマグロより話題となったのは、毎年最高値をつけることで知られる寿司チェーン店「すしざんまい」を運営する喜代村の木村清社長。それゆえ初競り当日は、すしざんまいがツイッターのトレンド入りをはたした。
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■最高値を付けなかったすしざんまい
毎年のように、初競りでは最高値のマグロを競り落としてきた、すしざんまいの木村社長だが、世間の状況も踏まえて、今年の初競りでは最高値を付けなかったという。
そのことからネットでは、「今年は違うのか…」「世の中の流れが変わったことを実感」「すしざんまいまで自粛なのか」と残念がる声が続出。競り落としたあとに、両手を大きく広げるいつものポーズを期待する人も多かったのだろう。