人気駄菓子店がコロナ禍で閉店決断 「耐え忍んできた」代表の想いを直撃
人気駄菓子店の閉店という苦渋の決断が話題に。従業員を想う代表の決断の裏にあったものとは…
帝国データバンクは7日、2020年における飲食店事業者の倒産は780件発生し、過去最多の水準となったと発表。そんな中、外国人観光客の人気スポットでもあった駄菓子店が閉店の決断をした。
■家賃が高いことで有名な商店街
名古屋市大須商店街にある人気駄菓子店「お菓子屋けんちゃん」は、1月24日で店を閉じる。大須商店街は全国的に見ても家賃が高いことで有名。「大須に店を出すくらいなら、新宿歌舞伎町に出したほうがよい」といった声があがるほどだった。
【お菓子屋けんちゃん閉店のお知らせ】
ごめんなさい
けんちゃんコロナに負けちゃった😭
最後まで笑顔で頑張るね
↓長文ですがご一読ください🙇♀️ pic.twitter.com/WAc1xjYAsf
— お菓子ガチャ【お菓子屋けんちゃん】 (@osu_kenchan) January 6, 2021
家賃が高いにも関わらず、コロナ禍以前は空き物件がほとんど出ることなく、仮に出てもすぐに埋まるほどの人気ぶり。しかし、最近は空きが目立ってきたという。
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■外国人からも大人気
お菓子屋けんちゃんは、2014年にオープンし最初の1年間は試行錯誤したものの、昔ながらの駄菓子店の形態にしてからは外国人観光客からも大人気となった。
一般客の平均単価は300円から500円だったが、外国人の単価は1,000円から2,000円で、中には1万円を超える爆買をしていく客もいたという。