頻発する高齢者ドライバーの死亡事故 一定年齢の免許返納賛成者は5割超え
毎日のように発生する高齢者ドライバーによる重大事故。有効な対策は免許返納だが…
社会問題化する高齢ドライバーによる死亡事故。2021年に入ってからも、6日に奈良県大和郡山市の西名阪自動車道で78歳男性の運転する車が逆走し、35歳男性の自動車と衝突する事故が発生。被害男性が亡くなっている。
また、7日は富山県でもスーパーの駐車場でブレーキとアクセルを踏み間違えた80歳男性の自動車が暴走し、30歳女性がはねられ死亡する事故が。有効な対策が進んでいるとは言えない状況だ。
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■一定年齢で免許を返納すべき?
高齢者ドライバーの事故を防止する対策の1つとして挙げられるのが、一定年齢で免許証を返納するシステムだ。現在のところ自主返納を促しているが、一部には「法的強制力のあるものにするべき」という声もある。
しらべぇ編集部が全国の10~60代の男女3,140名に実施した調査では、56.5%が「高齢者は一定年齢で免許を返納するべきだ」と回答。
半数以上が返納を支持しているが、4割は否定的でもある。意見が分かれているのだ。
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■男女で意識に差
さらに男女別で見ると、意見の違いが顕著に出た。
女性は全ての世代で返納派が6割を超えるが、男性は車好きも多いせいか、否定的派も多い。「せっかく手に入れた自動車免許を何歳になっても手放したくない」と感じているのかも。