天下一品、無事にスタバの仲間入り果たす 中野区が事実上のニューヨークに?
「天下一品」中野店が驚愕のサービスを開始し、ユーザーの度肝を抜いている。
こってり系ラーメンの覇権を持つ「天下一品」の中野店が、同店限定でまさかの「こってりスープ」単体の販売を開始。前代未聞のサービスを確かめるべく、記者は早速中野へと向かった。
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■本当に売っていた…
「牛丼屋だけどカレーも美味い」「ラーメン屋だけど餃子や炒飯も美味い」といった評価は他店でもたびたび耳にするが、まさかラーメン屋がスープをコップに注いで販売するなど、誰が予想したであろうか。
「天一」中野店の店先には「すぐに飲めるこってりスープ!」というのぼりが設置されており、「コップ de こってり」というスローガンまで。完全にノリノリである。
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■確かな満足感が嬉しい
こちらのスープは1杯150円とお手頃価格で、冬の寒さで冷え切った体を芯から温めてくれる。飲んでいる内に時折り顔を出すチャーシューの切れ味が、良い感じのアクセントとなっていた。
やはり購入していく層は男性が多いのか店員に訊ねてみたところ、20日の販売スタート以来、意外にも購入者は男女半々ほどの割合になっているそう。
底に沈殿してしまうタレを混ぜるため、カップにはマドラーが添えられているのだが、このマドラーにはお洒落要素を飛躍的に高める効果が。
事実、ツイッター上には「これもうスタバだろ」「とうとう天一がスタバになったか」といった声も多数上がっている。
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■気分はニューヨーカー
以前よりネット上では、いわゆる「インスタ映え」をネタにしたラーメン文化が存在することをご存知だろうか。二郎系の店などで提供される、常軌を逸したカロリーのラーメンの写真に「スタバなう」など言動の不一致が見られる文章を添え、ツイートをするのが静かなブームを見せていたのだ。
しかし今回天一がスターバックスに大きく寄り添ったことで、ラーメン屋とスタバの垣根はほぼなくなったと考えて良いかもしれない。
最新のiPhoneで音楽を聴きつつ、スタバのカップを片手にブロードウェイ付近を闊歩する…というのが一般的なニューヨーカー像と思うが、今回のサービスを利用すれば、天一のカップを片手に中野ブロードウェイを散策することも可能。
即席ニューヨーカー気分を味わいたい人は、ぜひ中野の天一を訪れてみてはいかがだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)