コロナ禍においてテレビドラマが充実する理由 『日曜劇場』も話題のTBSの演出力
コロナ禍においてテレビドラマが充実している。特にTBS系列ドラマが絶好調であり、その演出力、さらには時代背景を考察。
最近は、テレビドラマが充実してきているように思われる。コロナ禍によるテレビドラマの充実なのだろうか。
■『天国と地獄』
現在最も注目できるドラマは、やはりTBS系列の日曜日21時の日曜劇場の放送枠だろう。現在この枠では、綾瀬はるか主演の『天国と地獄~サイコな2人~』を放送。
あまり成果をあげられていない刑事役・彩子を綾瀬が演じる。彩子は連続殺人犯であると思われる高橋一生演じる日高をあと一歩まで追い詰めたものの、映画『転校生』以来定番の階段落ちによって、肉体と心がお互いに入れ替わってしまう。
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■鉄板枠にサイコ綾瀬
『天国と地獄』の初回の平均世帯視聴率は、16.8%と見事な高視聴率。綾瀬がまさに視聴率を持っていることを証明したと言える。
この枠は昨年、『半沢直樹』や『テセウスの船』を放送していた枠であり、まさしく絶好調。飽きさせることのない展開は、見事な演出の手腕と言えるだろう。
心と体の入れ替わりドラマは、互いのキャラクターを演じるわけで、演技力を示す大きなチャンス。『天国と地獄』はまさに珍しい綾瀬のサイコな演技が観る者を惹きつけている。