今年は「卒業旅行や謝恩会も控えて」 ネット上では“つらい”の声も
緊急事態宣言の延長などを受けて、学生たちには卒業旅行や謝恩会などの自粛が呼びかけられた。複雑な心境を吐露するユーザーが続出している
緊急事態宣言の延長に伴い、政府の分科会などから、学生らに「卒業旅行や謝恩会などは控えてほしい」と呼びかけられた。
インターネット上では、現在の社会情勢は十分に理解しつつも、複雑な心境をつぶやくユーザーも少なくない。
■今年は卒業旅行も謝恩会もなし
2日夜に臨時の記者会見を行なった東京都の小池百合子知事は、卒業シーズンが迫っていることを受けて「追い出しコンパや謝恩会、卒業旅行もなしでお願い申し上げます」と、学生らに向けて強く呼びかけた。
卒業旅行については、同日に会見を開いた政府分科会も、医療体制は依然として逼迫した状況が続いており、「卒業旅行などの感染リスクが高い行動」の自粛を求めている。
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■ネット上では複雑な声
こうした事態を受けて、インターネット上では「GoToで旅行した人がいっぱいいるのに、そのとばっちりが卒業旅行、謝恩会の自粛のお願い? 一生に一度なんですけど」「大人がGoToしてる間、私たちはずっと家で誰にも会えずにパソコン見てましたけども」「卒業旅行自粛とかさ、するべきなのは分かるけど散々GoTo推してたのにこれはだめなの…」と、複雑な思いを吐露するユーザーが続出。
中には「2年前から卒業旅行の計画立てて楽しみにしてたのになぁ。卒業旅行って1度しかないからつらい」という声も。
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■人とのつながりの尊さを実感
多くの人々の人生の節目にも影響を与えている、新型コロナウイルス。しらべぇ編集部が全国の10代~60代の男女2,168名を対象に実施した意識調査では、全体で53.5%もの人が「新型コロナ前より人とのつながりの大切さを実感した」と回答している。
これまで当たり前にできていた卒業旅行や謝恩会、歓送迎会。人生で1度きり、仲間たちとのかけがえのない時間を奪われてしまうことは、悔やまれる。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)
対象:全国10代~60代の男女2,168名(有効回答数)