コロナ感染者立ち寄りを公表されたラーメン店 県の対応に梅沢富美男が苦言
新型コロナウイルスの感染者が食事したラーメン店を県が無許可で公表。これに梅沢富美男が苦言を呈した。
8日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、新型コロナウイルスによる風評被害で売り上げが激減したラーメン店について特集。その原因に、俳優・梅沢富美男が苦言を呈した。
■県の公表で客が8割り減少
昨年7月、徳島県内の人気ラーメン店で、新型コロナウイルスの感染者が食事。その後、徳島県の飯泉嘉門知事が「感染者が立ち寄った」として記者会見の場で店名を公表した。これにより、店舗では収益が激減しており、ネット上では誹謗中傷コメントが寄せられているという。
番組では、同店舗の店主に取材を敢行。すると、保健所からの聞き取りがあった際、「店名公表はやめてくださいと何度も何度も伝えた」としているが、結果的に「知事の権限で公表された」という。
また、同店は売り上げの減少と店の信用を傷つけられたとして、県に対し損害賠償を求めて提訴している。
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■梅沢富美男は県の対応に苦言
同意なく店名を公表したことについて、番組MC・宮根誠司は「感染を広げたくないっていう県の意向はわからなくもないですが、店側からするとちゃんと感染対策をしている上で、陽性者が自覚なしに入ってきたらどうしようもない」と指摘。
梅沢は「これは防ぎようがないですよね…」と漏らしつつ、県の対応に「クラスターが出たわけでもなんでもないし、他の人はみんな陰性だったんでしょ。お店は拒否しているっていうのに、なんでそんなことするんですかね」と苦言を呈した。
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■「完全に風評被害」と疑問の声
今回の放送を受け、ツイッター上には「クラスターじゃないんだから公表する必要性がない」「公表するならしっかりとフォローするべき」といった視聴者からの感想が多数寄せられた。
また、「拒否してるのに公表しちゃうのはダメだよね」「これは完全な風評被害ですわ。誹謗中傷もきてるし」「お店がかわいそうでならない」など、県の対応に疑問の声もあがっている。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)