川淵三郎氏の新会長就任にさっそく抗議の声 ツイッターではハッシュタグ運動も
東京五輪・パラリンピック組織委員会新会長に内定した川淵三郎氏に、ネット上で早くも疑問の声が。
性差別発言で国際的な非難を受け、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を辞任する運びとなった森喜朗元首相。しかし、後任の川淵三郎氏にも資質を問う声が相次いでいるようで、ツイッター上で「川淵氏の会長就任に反対します」とのハッシュタグ運動に発展している。
■森氏の後任に内定
森氏は3日に開かれた日本オリンピック委員会の評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、性差別的だと国内外から批判が殺到。4日に謝罪会見を開くも波紋は収まる気配を見せず、11日に辞任する意向であることが報じられた。
後任に内定したのは、Jリーグ初代チェアマンを務めた川淵三郎氏。同氏はメディアの取材に「人生最後の大役と思ってベストを尽くしたい」などとコメントしたが、ネット上では氏の過去が問題視されることとなった。
関連記事:尾木ママ、森会長の後任有力の川淵三郎氏に期待 「女性重視でお願いします」
■かなり保守的な思想の持ち主?
川淵氏は自身のツイッター等で『月刊Hanada』を愛読していると公言しているが、同誌は保守色のきわめて強い雑誌。過去には、性的暴行を告発した女性ジャーナリストの証言に対し、懐疑的な記事を複数回掲載したことが一部で問題視された。
また、「(同性愛者は)どこかやっぱり足りない感じがする」などの差別発言を繰り返してきた石原慎太郎元都知事を、「昔から尊敬している石原慎太郎さん」と評するツイートも。
他にも、作家の百田尚樹氏や核武装論者の評論家・櫻井よしこ氏など、保守色の強いを言論人を称賛するツイートが多数投稿されている。