笠井信輔アナ、闘病中に体験した隠れた苦労を語る 「毎月1万円程度の料金が…」
フリーアナウンサーの笠井信輔が「病室のWi-Fi開設に予算がついた」ことについて、闘病中の体験を交えて語った。
フリーアナウンサーの笠井信輔が23日、病室へのWi-Fiの開設を訴える「#病室WiFi協議会」の会見を開催。入院の実体験を交えつつ、病室のWi-Fi開設への予算がついたことを報告した。
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■通信料で1万円の出費
19年12月に「悪性リンパ腫」の発症が判明し、翌年4月まで入院していた笠井。およそ4ヶ月にわたる治療の末、無事に退院したわけだが、入院中は新型コロナウイルス感染拡大の影響から、3ヶ月半誰もお見舞いに来ないという状況で、入院患者が孤立化していることを体感。
闘病中はLINEやYouTubeといったインターネットコンテンツを通じて「病室における孤独」を克服していたが、その際に「毎月1万円程度の追加料金がかかった」と隠れた苦労を明かし、病室のWi-Fi開設の重要性を訴える。
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■人と顔を合わすことが力に
また当時は家族が自身の下着を届けてた際にもナースセンターにて「帰ってください」と宣告されてしまい、会話はもちろん対面することも叶わなかったという。
そういった状況のため、多くの入院患者が「友達に会いたい・家族の顔が見たい」という思いを抱いており、笠井もその中ひとりであった。そんな中、大学時代の友人がビデオ・Web会議アプリケーション「Zoom」を介して、画面越しではあるが励ましてくれたそうで、当時の様子を振り返り「本当に力になった」と語る。
奇しくも、会見が開かれたのは東京・大阪・京都・兵庫の4都府県への緊急事態宣言が発令されるかどうかというタイミング。今後さらに面会が厳しくなることを予想し、改めて入院患者にとってWi-Fiは「ライフラインの一つ」と語気を強めた。