宮城県沖を震源とする震度5強の地震発生 各地の被害状況を聞いた
専門家は「今後1週間程度は、今回と同じ5強程度の揺れを伴う地震が起きるおそれ」を指摘。
1日午前10時27分ごろ、東北地方で最大震度5強を観測する強い地震があった。マグニチュードは6.6で、宮城県の大崎市東部、涌谷町、石巻市で震度5強を観測。しらべぇ取材班は、各地の被害状況を聞いた。
■カードが雪崩状態に
宮城県・石巻市役所防災センター担当者は、しらべぇ編集部の取材に対して「市役所内の被害は特にない。また大きな被害の情報も今のところ入っていない。市民からはマンホールのふたが破損したとの報告があった。引き続き被害の状況を調査中」と述べた。
しんどい。。
せっかくちゃんとしまったのに。地震きて雪崩にあいました。
もぉやる気なくす。地震マヂ嫌い。 pic.twitter.com/RtWHtzuLdr
— ぁゃ。 (@ayamnsi) May 1, 2021
また、宮城県塩釜市に住むあやさんは「約3分ぐらい揺れていたと思う。かなり長く感じた。カードが少しくずれたあとに、雪崩状態となった」と語る。
今回の塩釜市の震度は4。あやさんは築5年未満の家に住んでいるが「最近の地震のせいで、亀裂が入ってしまっている」とこぼす。
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■聖火リレー走者「大丈夫ですか」
また、東京五輪聖火リレーで福島県の第一走者を務めたタレントの丸山桂里奈は、午前11時半頃「地震大丈夫ですか」とツイート。
地震大丈夫ですか😂
— karina maruyama丸山桂里奈 (@marukarichan11) May 1, 2021
彼女は、福島県を本拠地としていた東京電力女子サッカーチーム「マリーゼ」に所属していた経歴を持ち、福島県に対する思い入れが強いことをインタビューなどで語っている。
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■今後1週間程度揺れに注意
さらに、震度4を観測した福島県いわき市に住む40代男性は「2月13日の地震でマンションに亀裂が入り、地震保険で一部損の判定を受けた。
ゴールデンウィークあけに保険金が入金されると昨日連絡があったばかり。地震に慣れてしまっているが、緊急地震速報の音には驚く」と述べた。
専門家は「今後1週間程度は、今回と同じ5強程度の揺れを伴う地震が起きるおそれがあり、引き続き注意してほしい」と呼びかけている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)