大橋未歩、五輪開催の思惑を推察 「金メダルさえ出れば空気変わる」と経験談も
「金メダルさえ出れば空気は変わる」 フリーアナの大橋未歩が、五輪放送に携わった経験を基に、強行開催へ傾く政権の思惑を推察した。
26日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、アシスタントのフリーアナウンサー・大橋未歩が、東京オリンピックの開催問題についてコメント。自身の経験も交えながら、政権の思惑を推察した。
■「ガラッと変わる」と指摘
オリンピック中止の損失が1.8兆円という試算を出した記事が紹介されると、大橋は「経済損失とかは数字で出せますけど、死者の命の値段は出せないわけじゃないですか」と指摘。「だから同じ土俵に上げるものでもない」と続け、開催に慎重な構えを見せていく。
さらに、「強行開催しようとしている政府としては、きっと、始まってしまえば、金メダル第1号さえ出てしまえば、日本の空気がガラッと変わるんじゃないかなと思ってると思うんですよ」と、開催へ傾く政府の思惑を推察した。
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■自身の経験を交え…
この推察の裏には、自身がテレビ東京の局アナ時代、オリンピックにまつわる仕事をした経験があるよう。
大橋は「オリンピック放送、今まで何度もやってきましたけど、金メダル出た瞬間に、毎日、放送枠も切っていますし、もうブワァ~っと報道量流していますし、ホント空気変わるんですよ」とコメント。
メディアが称賛報道一色になるため、今は開催に反対している国民も熱狂するのではと危惧していく。
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■五輪開催は選挙対策と推察
そして「それで空気変えた後に、選挙っていうふうに思ってるのかな…って」と、政権が10月までに開催される衆議院総選挙を睨んでいると分析。低支持率に喘ぐ菅政権が国民の熱狂を利用し、支持率回復につなげ、選挙を有利に進めようとしていると推察したのだった。
経験談を交えた真面目なコメントだったが、最後は「MXは(オリンピックの)放映権を持っていないので。『5時夢!』を見てください」とスタジオを笑わせている。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)