児童5人死傷事故を受け八街市長が会見 市の管理の甘さも判明
「現場の道路に速度制限を設けるように、佐倉警察署に要望する。これまではしていなかった」と市長。
千葉県八街市で下校中の小学生の列にトラックが突っ込み、市立朝陽小の児童5人が死傷した事故を受け、30日午後市長らが会見実施。市側の通学路に関する管理の甘さが明らかになってきた。
■速度制限の要望
午後2時から行われた会見で、 北村新司市長は「現場の道路に速度制限を設けるように、佐倉警察署に要望する。これまではしていなかった」と発言。
また、建設部長は通学路の安全対策について「過去には現場周辺への安全対策の要望がPTAなどからあったが、危険箇所を優先して実施していた」と述べた。
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■通学路の合同点検を明記
八街市では2016年3月から、「八街市通学路交通安全プログラム」を実施中。しかし、同年11月には国道を走っていたトラックが投稿中だった朝陽小児童の列に突っ込み、4人が重軽傷を負う事故が発生。これを受けて翌年3月にプログラムを一部改訂した。
このプログラムでは、教委、佐倉警察署、千葉県印旛土木事務所、八街市役所(安全安心担当官・防災課・道路河川課)が通学路の合同点検を実施することを明記。