古市憲寿氏、テレビのコロナ報道に忖度なしのひと言 「いいこと言う…」
新型コロナウイルス関連の報道について、古市憲寿氏が指摘。視聴者からは反響が相次いだ。
社会学者の古市憲寿氏が、8日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に出演。テレビ番組の新型コロナウイルスに関する情報の報道の仕方を指摘し、視聴者から反響を呼んでいる。
■東京都は「過去最速のリバウンド」
14日の新規感染者数が1,149人と報告されている東京都。番組では、この感染者数の急増について「過去最速のリバウンド」と紹介した。
また、アメリカやイギリスをはじめとしたワクチン接種が進んだ国では、マスク着用義務を解除する「脱マスク」や、行動制限の解除が進められている。一方イスラエルでは、ワクチン接種が進んでいるものの、屋内でのマスク義務化を改めて定めたり、韓国では屋内スポーツ施設が規制されるなど、対策を強化した。
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■古市氏の鋭い指摘
諸外国の対応を受け、番組MC・谷原章介が古市氏に「明暗って分け方が正しいかわかりませんけど、これどういう基準で国がどういう風な方針を出すか…」と質問。これに古市氏は「テレビ出てて言いにくいですけど…やっぱりテレビが悪いんじゃないですか」と指摘した。
続けて「どう考えても、例えばテレビとかで最近イギリスすごいですね、アメリカすごいですね、ワクチン進んでますねってやるじゃないですか。でも、そのイギリスとかアメリカよりも日本のほうが遥かに感染者数も死者の数も少なくて、しかもずっと低く抑えられてきた」とし、「みんな雰囲気で物事を判断していて、雰囲気であの国、この国悪いって言ってるだけで、ちゃんと数字を見て判断することが大切」と説明した。
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■視聴者からは反響が
その後古市氏は「イギリスやアメリカに憧れるんじゃなくて、ちゃんと数字を見て、冷静に判断していくってことが大切」「ワクチンってのは、合理的な意味での感染抑制効果に加えて、心理的な影響も大きいと思う」と補足していた。
今回の放送を受け、ツイッター上では「古市さん、いいこと言う」「古市憲寿さんのコメントがまったくもって正論」といった視聴者からの反響が寄せられている。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)