四国で非常に激しい雨・各地で猛暑日 住民は「西日本豪雨と同じ感じ」
「西日本豪雨のときも、動画を撮っていたが、同じような感じがする」と撮影者。
四国では湿った空気が流れ込んでいる影響で、非常に激しい雨が降っている。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水に警戒を呼びかけている。また、全国的に厳しい暑さが予想されており、北海道遠軽町では午前11時の段階で35.7℃とすでに猛暑日となっている。
■雨量400ミリ超え
高知県では降り始めからの雨量が400ミリを超え、平年の7月、1カ月分の雨量を大きく上回っているところがある。午前11時までの1時間には高知県四万十市土佐で64ミリ、愛媛県鬼北町では51.5ミリの非常に激しい雨が降った。
愛媛県宇和島市は大雨による土砂災害のおそれがあるとして、午前9時34分に宇和島市全域7,013世帯13,839人に避難指示を出した。5段階の警報レベル4の情報で、危険な場所から全員避難するように呼びかけている。
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■西日本豪雨のときを彷彿
宇和島・三島神社の宮司は、しらべぇ編集部の取材に対して「昨日から雨が降り続いており、今日の午前8時から9時にかけて雨が強くなり、午前9時半から10時頃までが一番強かった。午後0時現在は小康状態」と話す。
雨は弱まってきましたが来村川は増水しています。朝は雨量に比べてそれほどでもなかったのですが…このまま水が引きますように。 pic.twitter.com/GnqtSi25CA
— 宇和島・三島神社 (@ogushimori) July 18, 2021
また、「西日本豪雨のときも、動画を撮っていたが、同じような感じがする」と述べた。SNS上では、市内の56号国道が冠水する様子が投稿されている。宇和島市役所危機管理課は取材に対して「今のところ、大きな被害の報告は入っていないが、引き続き警戒を続けてほしい」と述べた。