森でデート中に野犬の群れに襲撃された女性が死亡 深刻化する動物遺棄の犠牲か
人間の元を離れた犬が野生化して人を襲う。野犬が社会問題になっている国がある。
20歳のイタリア人女性が、南イタリアの町で野犬に襲われて死亡した。現地のニュースサイト『Agi』が報じている。
■恋人とのデート中の悲劇
8月末、南イタリアのサトリアーノでシモーナ・カバラーロさんという女性が、恋人や友人たちと森の中でピクニックをしていた。その後、散歩をするため恋人とふたりで森の中を通り抜けようとしたところで、野犬の群れに襲われたという。
恋人は犬から逃げて近くにあった小屋に身を隠し、携帯電話で地元警察に通報。シモーナさんは逃げ遅れ、犬の集中攻撃を受けて全身に傷を負った。警察が到着した時点でシモーナさんはまだ息をしていたが、病院に運ばれた直後に死亡が確認された。
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■娘の死を嘆き悲しむ家族
事件を受けて、シモーナさんの父親であるアルフィオ・カバラーロさんは、Facebookに心境を投稿した。
「最愛の娘シモーナがこの世を去ってしまい、体の半分が削られたような痛みに襲われている。娘が天国に行ってしまったことを知り、私たちの人生は破壊された」と、娘を失った悲しみについて書き込んでいる。