日本史教師による”二・二六事件”風の告知が話題 生徒は「普段は優しい先生」
「家族が皆泣いておるぞ」など、「二・二六事件」チラシに内容が酷似して部分がある。
1936年2月26日に、陸軍の将校たちが1000人を超す下士官兵を引き連れて、内閣総理大臣などを暗殺して政権を乗っ取ろうとした「二・二六事件」。
斎藤実らの殺害を聞いた昭和天皇は激怒し、青年将校らの鎮圧を求め、当時ばらまかれたのが「下士官兵ニ告グ」というチラシだ。このチラシをモチーフにしたと思われる、日本史教師による貼り紙がSNS上で話題を呼んでいる。
■漢字にはルビ
「下士官兵ニ告グ」というチラシは、縦書き3行の内容。「反乱をやめること」、「やめなければ射殺する」と上2行に書かれており、3行目には良心に訴えるためか「家族が泣いておるぞ」といった記載がある。
漢字にはルビがふられており、漢字が読めない人にも何が書かれているか理解できるようになっている。
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■家族が皆泣いておるぞ
話題の「再試験ヲ受ケテイナイ者ニ告グ」も同様にルビが。また、「再試を受けないと成績を下げる」、「成績が下がると聞いて家族が皆泣いておるぞ」と内容も酷似している。
投稿したひりゅーさんは、関東地方の私立高校に通う3年生で、好きな教科は日本史。しらべぇ編集部の取材に対して「告知した先生は、普段は優しくて、人気がある」と話す。