ギネス認定「世界最大級大仏」の目にも涙? 奈良大仏の約8倍
撮影者は「地元が茨城なので、牛久大仏は馴染みがある場所。また、一番の魅了は世界一の大きさ」と語った。
牛久大仏(茨城県牛久市)は、全長120メートルあり、奈良の大仏(14.98メートル)の約8倍。ちなみにニューヨークの自由の女神(40メートル)の3倍あり、総重量は4000トンだ。
また、ブロンズ製立像としては世界最大でギネスブックにも登録されている。そんな大仏が涙を流しているような風景が、SNS上で話題を呼んでいる。
■世界一の大きさが魅力
撮影したのは、写真家の_deepskyさんで、撮影日は2年前の9月だという。しらべぇ編集部の取材に対して「地元が茨城なので、牛久大仏はなじみある場所」と話す。
また、一番の魅了は「世界一の大きさ」と語った。では、この風景は一体何をやっているのか。
関連記事:9割がキリスト教徒のブラジルに西洋最大の大仏 現地で歓迎された背景を直撃
■年に1回定期清掃
浄土真宗東本願寺派本山東本願寺の牛久大仏担当者は、取材に対して「これは掃除をしている風景。年に1回定期的に汚れた箇所をきれいにしている」と語った。
浄土真宗の開祖が親鸞聖人(1173年~1262年)で、親鸞は後鳥羽上皇の怒りを買い、1207年に越後国へ流罪に処された。その4年後に赦免されて常陸国(現在の茨城県)に入り、関東における拠点とした。茨城県内には親鸞ゆかりの寺や事跡(じせき)が多く残っており、この牛久の地もそのひとつだという。