自衛隊基地で遭遇した看板、その正体に目を疑う… 「エコすぎる材料」に称賛の嵐
とある海上自衛隊の基地内で発見した看板、裏側に奇妙な跡が…。意外な正体に「素晴らしすぎる」と、称賛の声が寄せられているのだ。
突然だが「自衛隊」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるだろう。厳しい上下関係や指導、徹底した規律の遵守など「お堅い」印象を抱いている人は決して少なくないはずだ。
しかし以前ツイッター上では、とある海上自衛隊基地内で発見された「ユーモアセンスあふれる看板」に称賛の声が多数寄せられていたことをご存知だろうか。
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■「表」だけ見てもピンと来ないが…
まず注目したいのは、ツイッターユーザー・究極凡人りんちくさんが投稿した1件のツイート。
「徳島航空基地祭の案内看板が再利用でエコだった」と、意味深な1文の綴られた投稿には、1枚の看板が写った写真が添えられており、こちらは新型コロナウイルス感染症に関する注意書きが記されていた。「どこがエコ…?」と思わず首を傾げてしまったのだが、看板の裏側を写したもう1枚の写真を見て、即座に納得。
なんとこちらの看板は「大量の弾痕」のついた「射撃訓練の的」によって、後ろから補強されていることが明らかになったのだ。
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■「ヤバい再利用」に称賛相次ぐ
インパクト満点な光景を捉えたこちらのツイートは、投稿から数日で4,000件近くものRTを記録するほど大きな話題に。
他のツイッターユーザーからは「ルールを守らないと、蜂の巣になるってことか…」「エコロジーというレベルを超越した、何かを感じる」「こんなにヤバい再利用、初めて見た…」など驚きの声が上がっていた一方、「国費を無駄にしない姿勢が素晴らしい!」「この使用済みの的、むしろ欲しいわ」「マニア的にはこういうの、本当に嬉しいんですよね」といった称賛の声も多数寄せられていたのだ。
ツイート投稿主・りんちくさんに発見時の様子を尋ねたところ、こちらの看板は10月1日、徳島県 松茂町にある「海上自衛隊 徳島航空基地」で開催された「徳島航空基地開隊64周年 北徳島分屯地開設13周年 徳島航空基地祭2022」にて発見したものと判明。
発見時の感想について、りんちくさんが「『これを使うのか!』と笑いが込み上げ、物品を大事に使っているんだなあという気持ちが伝わってきたと共に、『他になかったんかい!』とも感じてしまいました(笑)」「基地祭の最後にレアな物体を発見できて得した気分になったので、自衛隊の方々には感謝しております」と振り返っていたのが、なんとも微笑ましい限りであった。
そこで今回は、どのような経緯でこちらの「蜂の巣看板」が誕生したのかを「海上自衛隊 徳島教育航空群」に尋ねてみることに。すると「お堅い」イメージのあった自衛隊の印象が180度変わる、じつに粋なエピソードが明らかになったのだ。