汚職事件が「お食事券」に空耳する? 40代では意外な割合に…
最近よく耳にする「汚職事件」のニュース。でも、「お食事券」に聞こえてしまうことも…。
かつて、日本のインターネット上で「アフガン航空相撲」という言葉が突然流行した事件があった。
2002年、アフガニスタンのアブドゥール・ラフマン航空観光大臣が撲殺されたという報道があり、「アフガン航空相撲殺…」という記事タイトルが拡散。「航空相・撲殺」が「航空・相撲」と読めてしまったことがブラックユーモアとして拡がったものだ。
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■区切りの勘違いで
こうした誤読は「ぎなた読み」とも呼ばれる。「弁慶がなぎなたを…」という文章があった時、「弁慶が、なぎなたを…」と読むべきところを、区切り方を間違えて「弁慶がな、ぎなたを…」と読んでしまうことが語源だ。
一方、書き言葉ではないが、最近よく聞くニュースの言葉で区切り方を勘違いしやすいのが「おしょくじけん」というキーワードだろう。
ニュースになっているのはほぼ「汚職事件(おしょく・じけん)」のほうだが、コロナ対策のGo To Eatキャンペーンなどもあってか、「お食事券(おしょくじ・けん)」に聞こえてしまった人も少なくないのではないだろうか。
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■3人に1人が「お食事券」
Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、全体の33.5%が「汚職事件についての報道がお食事券に聞こえた経験がある」と回答している。全体のおよそ1/3、やはり少なからぬ割合だ。